やま‐やけ【山焼け】
1 山が焼けること。山火事。 2 山の強い日差しを受けて日焼けすること。「—のした顔に白粉も塗らず」〈秋声・あらくれ〉
やま‐やま【山山】
[名]あちらこちらの山。多くの山。「—にこだまする」「甲斐の—を歩く」 [副] 1 たくさんあるさま。山ほど。「言いたいことは—ある」 2 実際はできないが、ぜひそうしたいと思うさま。「行き...
やまやま‐いり【山山入り】
《「山山」は「出」の字を分けて表したもの》出入り。主に商家が「出」の字を忌んで用いた。「金銀は—の帳と書き」〈柳多留・五二〉
やま‐ゆき【山雪】
山に降る雪。北陸地方で、平野部よりも山間部に多く降る雪。⇔里雪。
やま‐ゆり【山百合】
ユリ科の多年草。山野に自生し、高さ約1.5メートル。葉は披針形で互生。夏、白色のらっぱ状の花が横向きに開く。花の内面には赤い斑点があり、強い香りを放つ。本州の近畿地方以北に多い。鱗茎(りんけい)...
やま‐よい【山酔い】
高い山に登ったときなどに、気圧が低く酸素が少ないために体のぐあいが悪くなること。高山病。山迷い。山気(さんき)。
山(やま)粧(よそお)・う
《「臥遊録」の「秋山明浄にして粧うが如し」から》秋の山が紅葉によって色付くようすをいう。《季 秋》
やま‐よもぎ【山艾/山蓬】
キク科の多年草。中部地方以北の山野に自生し、高さ1〜2メートル。葉は羽状に深く裂けていて、裏面に白い綿毛が密生。8、9月ごろ、淡黄色の小花を多数つける。葉から艾(もぐさ)を作る。おおよもぎ。えぞ...
やま‐らっきょう【山辣韮/山薤】
ヒガンバナ科の多年草。関東地方以西の山野に自生。高さ約50センチ。鱗茎(りんけい)は卵形で、葉は細長い。秋に花茎を伸ばし、紅紫色の花を球状につける。
やま‐るりそう【山瑠璃草】
ムラサキ科の多年草。山地の樹林下に生え、高さ10〜20センチ。全体に粗い毛がある。根際からへら形の葉が群がり出て、数本の茎が立ち、春に淡青紫色の小さい5弁花をつける。やまうぐいす。