つり‐やぐ【釣(り)夜具】
夜具の重さを軽減させるため、掛け布団の中央に金輪をつけ、ひもで天井からつるしたもの。老人や病人用。釣り夜着(よぎ)。
つる‐にょうぼう【鶴女房】
異類婚姻譚の一。男に命を助けられた鶴が報恩のために嫁に来て、自分の羽で美しい布を織るが、やがて正体を見破られて去るという物語。羽衣伝説と同系のものとされる。
つる‐はぎ【鶴脛】
着物の短い裾からすねが長く現れること。また、そのすね。「継の布のわわけたる—にて」〈宇津保・吹上下〉
つる‐ひよどり
キク科の蔓性(つるせい)の多年草。葉は細い心臓形。秋、白い小花が集まって咲く。南北アメリカの熱帯に分布。繁殖力が非常に強く、日本では特定外来生物。
つる‐もどき【鶴擬】
ツル目ツルモドキ科の鳥。外形はツルに似るが、はるかに小形で全長約65センチ。全身褐色で白斑がある。中南米に分布。
ツングース【Tungus】
カムチャツカ・サハリン(樺太(からふと))からシベリア東部および中国東北部に分布するツングース語を話す民族の総称。狭義には、その中のエベンキ族をいう。中国の歴史に、鮮卑(せんぴ)・靺鞨(まっかつ...
ツンドラ‐カリブー【tundra caribou】
シカ科の哺乳類で、トナカイの一亜種。ユーラシア・アメリカのツンドラ地帯に分布し、季節的な移動をする。
て‐あたり【手当(た)り】
1 手にふれること。また、その感じ。手ざわり。「—のよい布」 2 手ごたえ。手がかり。「なんの—も感じられない」
ティランジア【(ラテン)Tillandsia】
パイナップル科の草本。北アメリカの北緯35度から南アメリカの南緯43度に分布する。400種以上があり、多くは樹上や岩上などに生える。多くの種が観賞用に栽培される。スウェーデンの植物学者ティルラン...
ていか‐ぶんこ【定家文庫】
江戸時代、女性が携帯した一種の文箱。厚紙で作った長方形の箱の表面に布帛(ふはく)を張り、口に飾りひもをつけたもの。定家袋。