にしき‐がい【錦貝】
イタヤガイ科の二枚貝。海岸の岩に付着し、殻長約4センチ。アズマニシキガイに似るが、殻表に鱗片(りんぺん)状の突起の並ぶ太い放射状の肋(ろく)がある。色は白・褐色・紅色などさまざま。本州中部以南に...
にしき‐へび【錦蛇】
ボア科ニシキヘビ亜科のヘビの総称。最大で全長10メートル近くになるが、小形種もある。体は黄褐色に赤褐色または黒褐色の斑紋をもち、総排出腔の近くに後肢の痕跡(こんせき)がある。無毒。東南アジアから...
にしき‐べら【錦遍羅】
ベラ科の海水魚。全長約20センチ、背は緑色に紅褐色の斑紋があり、腹は藍色で紅色の縦帯が1本ある。本州中部から沖縄にかけて分布。あおべら。
にし‐ゴリラ【西ゴリラ】
霊長目ヒト科ゴリラ属の哺乳類。アフリカ中西部に分布。ニシローランドゴリラとクロスリバーゴリラの2種がある。→ヒガシゴリラ
にしだん【尼師壇】
《(梵)Nisidanaの音写》仏語。六物(ろくもつ)の一。座臥(ざが)のとき地に敷く方形の布。
にし‐なんきょく【西南極】
南極大陸における西半球の地域。南極横断山地の太平洋側を指し、マリーバードランド、エルズワースランド、南極半島を含む。古生代以降の新しい変動帯に属し、活火山も分布する。東南極に比べ、氷床の規模は小さい。
にしにほん‐かざんたい【西日本火山帯】
山陰地方から九州を経て南西諸島に至る火山帯。従来の大山(だいせん)火山帯と霧島火山帯を包括する。南海トラフ・南西諸島海溝とほぼ平行で、岩石分布の特徴が東日本火山帯と異なる。
にしん【鰊/鯡】
ニシン目ニシン科の海水魚。全長約30センチ。体は長く、マイワシに似るが体側に黒点がない。北太平洋に広く分布し、沖合を回遊。春季、産卵のために群れをなして接岸する。食用。卵は数の子とよばれる。かど...
に‐じ【二字】
1 文字ふたつ。ふたつの文字。 2 《人名はふつう漢字2字であることから》実名。名乗り。「—を僧正に奉りて命いけにけり」〈十訓抄・四〉 3 《武士は実名を名乗るところから》武士の身分。「—を蒙っ...
にじゅうしんぱつ‐じしんめん【二重深発地震面】
深発地震の震源の分布が形成する二重の面。プレートの沈み込み帯において、沈み込む側の海洋プレート内部の上面部分と、やや下面の二層からなる。二重地震面。