いずみしきぶにっき【和泉式部日記】
日記。1巻。和泉式部の自作とされるが、他作説もある。寛弘4年(1007)成立とする説が有力。長保5年(1003)4月から翌年正月までの、敦道親王との恋愛の経過を、歌を交えて物語ふうに記す。和泉式...
いちじょうようけつ【一乗要決】
平安中期の仏教書。3巻。源信著。寛弘3年(1006)成立。天台宗の一乗の立場から唯識(ゆいしき)法相宗の説に反論したもの。
一丁字(いっていじ)を識(し)らず
《「唐書」張弘靖伝から》1字も読めない。無学である。目に一丁字なし。
いつくしま‐の‐たたかい【厳島の戦い】
弘治元年(1555)、毛利元就(もうりもとなり)が、主人の大内義隆を殺害した陶晴賢(すえはるかた)を厳島で討った戦い。以後毛利氏は中国地方で勢力を拡大した。
いろは‐うた【伊呂波歌】
1 平仮名47文字を1字1回使って作った、七五調4句の今様歌。「色は匂(にほ)へど散りぬるを、わが世誰(たれ)ぞ常ならむ、有為(うゐ)の奥山けふ越えて、浅き夢見じ酔(ゑ)ひもせず」がそれで、鎌倉...
いわきやま‐じんじゃ【岩木山神社】
青森県弘前市、岩木山(いわきさん)の南麓にある神社。祭神は宇都志国玉命(うつしくにたまのみこと)・多都比毘売命(たつひひめのみこと)など。岩木三所権現。津軽一の宮。
いわさき‐ちひろ
[1918〜1974]児童画家・絵本作家。福井の生まれ。本名、松本知弘。透明感に満ちた水彩画法でみずみずしく子供の姿を描く。代表作に絵本「あめのひのおるすばん」「ことりのくるひ」、挿絵「母さんは...
いんのしょう【院庄】
岡山県津山市南西部の地名。太平記によれば、元弘2年(1332)後醍醐天皇の奪回を図って果たせなかった児島高徳(こじまたかのり)が、桜の木に詩を記して天皇を慰めたという地。
うえだ【上田】
姓氏の一。 [補説]「上田」姓の人物上田秋成(うえだあきなり)上田万年(うえだかずとし)上田岳弘(うえだたかひろ)上田貞次郎(うえだていじろう)上田(うえだ)トシコ上田利治(うえだとしはる)上田...
うえ‐つぼね【上局】
1 宮中で、后(きさき)・女御(にょうご)・更衣などが、通常の居室以外に、天皇の近くに賜った部屋。清涼殿には弘徽殿(こきでん)と藤壺(ふじつぼ)とがあった。うえのみつぼね。 2 貴人の邸宅で、主...