おもわし・い【思わしい】
[形][文]おもは・し[シク]《動詞「おもう」の形容詞化》 1 好ましい状態である。よく思われる。現代では、多く否定の表現を伴って用いられる。「回復が—・くない」「声にくからざらむ人のみなむ—・...
おや・じ【同じ】
[形シク]《上代語》形容詞「おなじ」に同じ。「橘(たちばな)は己が枝々生(な)れれども玉に貫(ぬ)く時—・じ緒に貫く」〈天智紀・歌謡〉
おやすく‐な・い【御安く無い】
[連語]《形容詞「おやす(御安)い」の連用形+形容詞「ない」》⇒御安い2
おり‐あしく【折悪しく】
[副]《形容詞「おりあし」の連用形から》時機が悪いことに。あいにく。「訪問した相手は—不在だった」⇔折好(よ)く。
おり・そう
[連語]《「おいりそうろう(御入り候)」の音変化》 1 「行く」「来る」の尊敬語。「汝はどこから—・さうたぞ」〈四河入海・一〇〉 2 (補助動詞)動詞・形容詞または助動詞「たい」「だ」の連用形に...
おろ【疎】
[接頭]動詞・形容詞などに付いて、少し、わずかに、ぼんやり、などの意を表す。「—おぼえ」「—ねぶる」「—よし」
おん【御】
[接頭]《「おおん」の音変化》名詞に付いて、尊敬(相手への尊敬を含む)の意を表す。「お」よりも敬意が強く、やや改まった場合に用いられる。「—身」「—礼」 [補説]中古の「御」は「おおん」と読むの...
か
[接頭]主として形容詞に付いて、意味を強め、語調を整える。「—弱い」「—細い」「—黒い」
か
[接尾]状態・性質を表す語または語素に付いて、そのような状態・性質であることを表す。多く、さらにその下に「に」または「だ(なり)」を伴って、副詞または形容動詞として用いられる。「さだ—」「しず—...
かく【格】
1 地位。身分。また、等級。「—が上がる」「—が違う」「グループのリーダー—」 2 物事の仕方。流儀。「その—で行くと川へ落ちれば必ず死ぬ事になる」〈漱石・吾輩は猫である〉 3 決まり。規則。法...