かが‐もん【加賀紋】
色差しした美麗な紋。加賀国の人が多く用いたところからいう。定紋ではなく、上絵で、丸の中に月や花を図案ふうに極彩色に描いたもの。
かき‐おこ・す【書(き)起(こ)す/描(き)起(こ)す】
[動サ五(四)] 1 書きはじめる。書きだす。「新しい作品を—・す」 2 談話や講演などの内容を、文字で書き表す。「録音したスピーチを—・す」 3 日本画で、彩色後、改めて線描きをかき入れる。
かなおか【金岡】
狂言。和泉(いずみ)流。美しい上﨟(じょうろう)を見初めて物狂いとなった絵師の巨勢金岡(こせのかなおか)に、妻は、女は化粧しだいで美しくなるからと顔を彩色してもらうが、かえって悪くなる。
カラーリング【coloring】
衣服・インテリア・髪などを好みによって着色すること。また、彩色の具合。色の塗り方。
カーパーレーシュワラ‐じいん【カーパーレーシュワラ寺院】
《Kapaleeshwarar Temple》インド南部、タミルナドゥ州の都市チェンナイにあるヒンズー教寺院。市街南部、サントメ聖堂の西に位置する。13世紀に建立され、16世紀にビジャヤナガル王...
が‐ぼう【画舫】
絵をかいたり彩色を施したりした中国の遊覧船。転じて、美しく飾った遊覧船。
がんじんわじょうざぞう【鑑真和上坐像】
奈良県の唐招提寺が所蔵する鑑真和上の坐像。天平時代の作。脱活乾漆彩色による日本最古の肖像彫刻で、鑑真の弟子の忍基(にんき)が制作したものと伝わる。国宝。乾漆鑑真和上坐像。
きじ‐ぐるま【雉車】
杉などの材で雉の形を作って彩色し、下に車をつけた郷土玩具。熊本県・福岡県のものが有名。
き‐ふどう【黄不動】
仏画。滋賀県大津市の園城寺(おんじょうじ)にある不動明王画像の通称。平安初期の作。全身が黄色で彩色されているのでこの名がある。赤不動・青不動とともに三不動の一。
きょう‐の‐ぜん【饗の膳】
婚礼などの祝い事に用いる膳(ぜん)。饗立(きょうだ)て(甲立て)をし、相生(あいおい)に立てた松に、揚巻結びの5色の糸を下げ、台には松竹梅・鶴亀などの彩色画を描く。