どう‐けつ【同穴】
1 死んで同じ墓穴に葬られること。「偕老(かいろう)—」 2 同じ穴。違うように見えて同類であるたとえ。「固より一政府—の内に在る役人」〈福沢・文明論之概略〉
どう‐しん【同心】
[名](スル)《「どうじん」とも》 1 目的・志などを同じくすること。一つ心になること。「それが我々—の道かと思われます」〈滝井・無限抱擁〉 2 ともに事にあたること。協力すること。また、味方す...
どん‐かん【貪官】
《「たんかん」とも》欲が深く、わいろなどをむさぼる役人。貪吏(どんり)。「—汚吏」
どん‐り【貪吏】
利益をむさぼる欲の深い役人。
ない‐み【内見】
江戸時代、代官が検見(けみ)を実施する以前に、村役人があらかじめ収穫量の調査を行ったこと。ないけん。
なっ‐しょ【納所】
1 古代・中世、年貢などを納入した場所およびそこに勤務した役人。また、年貢などを納めること。 2 禅寺で、施物の金品・米穀などの出納事務を執る所。また、その役の僧。 3 「納所坊主」の略。
な‐ぬし【名主】
1 ⇒みょうしゅ(名主) 2 江戸時代、地方(じかた)三役の一。領主の下で村政を担当した村の長。主として関東での呼称で、関西では庄屋、東北では肝煎(きもいり)と称した。 3 江戸時代、町役人の一...
にぎ‐にぎ【握握】
1 赤ん坊がその手を握ったり広げたりすること。 2 賄賂(わいろ)などを受領すること。「役人の子は—を能(よ)く覚え」〈柳多留・初〉 3 握り飯をいう幼児語。「—して上げましょと飯匙(いひがひ)...
のう‐り【能吏】
能力のすぐれた役人。また、事務処理にすぐれている役人。有能な官吏。
ノヤン【(モンゴル)noyan】
モンゴルの遊牧社会で、氏族長をさす称号。チンギス=ハンの統一後は、領主・貴族・高級役人などをもさすようになった。