あと‐ぞめ【後染(め)】
白生地に織り上げてから染色すること。また、染めたもの。友禅・小紋・絞りなどで行う。⇔先染め。
あと‐だし【後出し】
じゃんけんなどで、人に遅れて手を示すこと。後出しじゃんけん。
あとだし‐じゃんけん【後出しじゃんけん】
1 じゃんけんで、他の人が出した後に手を出すこと。後出し。 2 成り行きをみて態度を決めたり変えたりすること。また、今後の趨勢を決めるような重大な事実があとから出てくること。「規格争いの結果を見...
あと‐だのみ【後頼み】
後の事を依頼すること。また、将来に望みを託すこと。
あと‐ぢえ【後知恵】
物事が終わってしまってから出てくる知恵。「下種(げす)の—」
あと‐つぎ【跡継(ぎ)/後継(ぎ)】
1 家督を引き継ぐこと。また、その人。跡取り。世継ぎ。後嗣(こうし)。 2 師の学問や芸などを引き継ぐこと。また、その人。後継者。 3 前任者に続いて、その地位に就くこと。また、その人。後任。
あと‐つけ【後付け/跡付け】
1 江戸時代、客の乗った馬の後方に荷をつけること。また、その荷。武士の乗る場合は多く刀箱であった。「—あけて路銀のうち十両、当分入り用に使ひ給へと渡せば」〈浮・新可笑記・五〉 2 芸者が付き添い...
あと‐づけ【後付(け)】
[名](スル) 1 書籍の最後につける、付録・付図・索引・後書きなど。⇔前付け。 2 後から付け足すこと。「—の周辺装置」「理由を—する」
あと‐づれ【後連れ】
後添(のちぞ)い。「—の子の花二郎、せめて法師にせんものを」〈浄・賀古教信〉
あと‐とり【後取り】
「捏(こ)ね取(ど)り」に同じ。