う【得】
[動ア下二]「え(得)る」の文語形。
うる【得る】
[動ア下二]《本来は下二段動詞「う」の連体形》 1 「え(得)る」に同じ。「うるところが多い」「承認をうる」 2 動詞の連用形に付いて、…することができる、可能である、の意を表す。「できうるかぎ...
ウルップ‐そう【ウルップ草】
オオバコ科の多年草。高さ10〜30センチ。根元から多肉質の葉を数枚出す。夏、花茎を伸ばし多数の紫色の唇形の花を密に穂状につける。アラスカ・オホーツク海沿岸や本州中部地方に分布。ウルップ島で発見さ...
ウルップ‐とう【ウルップ島】
《Ostrov Urup/Остров Уруп》千島列島中央部の島。オットセイの繁殖地。1945年以降、ロシア連邦に属する。 [補説]「得撫島」とも書く。
え【得/能】
[副]《動詞「う(得)」の連用形から》 1 (下に打消しの語または反語を伴って)不可能の意を表す。…できない。うまく…できない。「若者は挨拶の言葉も—言わないような人で」〈有島・溺れかけた兄弟〉...
え‐がた・い【得難い】
[形][文]えがた・し[ク]手に入れることがむずかしい。貴重だ。「—・い人材」「—・い経験をした」 [派生]えがたさ[名]
得難(えがた)きは時(とき)逢(あ)い難(がた)きは友(とも)
《謡曲「西行桜」から》よい機会をつかむのはむずかしく、よい友に出会うのはむずかしい。
え◦さす【得さす】
[連語]《動詞「う(得)」の未然形+使役の助動詞「さす」》 1 与える。「便りごとに、物もたえず—◦させたり」〈土佐〉 2 (動詞の連用形、またはそれに接続助詞「て」を添えた形に付いて、補助動詞...
え‐さら◦ず【得避らず】
[連語]《副詞「え」+動詞「さ(避)る」の未然形+打消しの助動詞「ず」》どうしても避けることができない。よんどころない。「—◦ぬ馬道(めだう)の戸を鎖(さ)しこめ」〈源・桐壺〉
え‐たい【得体】
正体。本性。「—の知れない生き物」