お‐ちゃのこ【御茶の子】
1 「茶の子」の美化語。茶を飲むときにつまむ菓子など。 2 《1が腹にたまらないところから》たやすくできること。朝飯前(あさめしまえ)。「そんなことは—だ」
御茶(おちゃ)の子(こ)さいさい
《「さいさい」は囃子詞(はやしことば)》物事がたやすくできること。
お‐ちゃのま【御茶の間】
「茶の間」の美化語。
おちゃのみず【御茶の水】
東京都文京区湯島と千代田区神田駿河台の間を流れる神田川の掘り割り付近の称。ニコライ堂・湯島聖堂がある。江戸初期、この地にあった高林寺境内の湧き水を将軍のお茶用としたところからの名。 [補説]狂言...
おちゃのみず【御茶の水】
狂言。和泉流では「水汲(みずくみ)」。住持に頼まれて野中の清水をくみにいった娘を、新発意(しんぼち)が追って小歌で思いを語り、迎えにきた住持と争う。 [補説]地名別項。→御茶の水
おちゃ‐ひき【御茶挽き】
「茶挽き2」に同じ。→御茶を挽(ひ)く
おちゃ‐ぼうず【御茶坊主】
⇒茶坊主(ちゃぼうず)
お‐ちゃめ【御茶目】
[名・形動]「茶目」に同じ。「—な坊や」「—なしぐさ」
御茶(おちゃ)を濁(にご)・す
いいかげんに言ったりしたりしてその場をごまかす。「冗談を言って—・す」
御茶(おちゃ)を挽(ひ)・く
《遊女が、客のないときに茶臼(ちゃうす)で葉茶をひく仕事をさせられたところから》芸者・遊女などが客がなく暇でいる。