こころ‐よせ【心寄せ】
1 好意を示すこと。ひいきにすること。「わが御方に—ある人など」〈栄花・さまざまの喜び〉 2 期待すること。頼りにすること。「宵のつれづれに、いざ、かいもちひせん、と言ひけるを、この児(ちご)—...
心(こころ)より
1 自分の心がもとで。「秋はただ—おく夕露を袖のほかとも思ひけるかな」〈新古今・秋上〉 2 心の底から。心から。「—お礼申し上げます」
こころ‐よわ・い【心弱い】
[形][文]こころよわ・し[ク]気が弱い。意気地がない。「父に死なれてから母はすっかり—・くなった」
心(こころ)別(わ)・く
(「別く」が四段活用の場合)心の中で、複数のものごとを区別して扱う。また、愛情を他にも及ぼす。「げに川風も—・かぬさまに吹き通ふ物の音ども」〈源・椎本〉 (「別く」が下二段活用の場合)に同...
こころ‐わる・い【心悪い】
[形][文]こころわる・し[ク] 1 いやな感じがする。気味が悪い。「己(おれ)を実父の仇と知らず奉公に来たかと思えば何とやら—・く思いましたが」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉 2 気だてが悪い。性質が...
こころ‐わろ・し【心悪し】
[形ク]「心悪い」に同じ。「かかる問拷を負ふも、—・き物におぼしめすやうのあればこそとて」〈著聞集・五〉
心(こころ)を合(あ)わ・せる
大ぜいが心を一つにして協力する。「—・せて仕事に取り組む」
心(こころ)を致(いた)・す
心を尽くす。真心を込める。「政治家として—・すべきことの第一は誠実である」
心(こころ)を痛(いた)・める
心をなやます。心を悲しませる。「息子の勉強嫌いに—・める」
心(こころ)を一(いつ)に◦する
多くの人が心を合わせる。「全員の—◦して試合にのぞむ」