ど‐き【怒気】
怒った気持ち。怒りを含んだようす。「—を帯びた顔付き」
ど‐ちょう【怒張】
[名](スル) 1 血管などが、ふくれること。「怒りで額の血管を—させる」 2 肩や筋肉などを、いからして張ること。
どっちょう‐ごえ【怒張声】
怒りどなる声。「伝八が—にびっくりし」〈浄・浪花鑑〉
ど‐はつ【怒髪】
激しい怒りのために逆立った頭髪。
怒髪(どはつ)天(てん)を衝(つ)く
怒髪が冠をつき上げる。激しい怒りの形相になる。怒髪冠を衝く。 [補説]「怒髪、天を衝く」と区切る。
ど‐ば【怒罵】
怒りののしること。「嬉笑にも相感じ—にも相感じ」〈二葉亭・浮雲〉
ない腹(ばら)を立(た)・つ
一時の怒りに立腹する。または、泣いて立腹する。「その随身の、やがて馬の上にて、—・ちて見かへるままに」〈大鏡・伊尹〉
ない‐ふん【内憤】
内心のいきどおり。心中の怒り。
なおえ‐じょう【直江状】
直江兼続が慶長5年(1600)、徳川家康に重用されていた僧西笑承兌(さいしょうじょうたい)に送った書簡。上杉家への上洛勧告に対する返書で、挑発的な内容であったことから家康の怒りを買い、上杉の領地...
なだ・める【宥める】
[動マ下一][文]なだ・む[マ下二] 1 怒りや不満などをやわらげ静める。事が荒だたないようにとりなす。「泣く子を—・める」「—・めてもすかしても聞き入れない」 2 罪などに対して寛大な処置をと...