あく【悪】
[名] 1 わるいこと。人道・法律などに反すること。不道徳・反道徳的なこと。「—に染まる」「—の道に走る」「—の張本(ちょうほん)」⇔善。 2 芝居などで、敵役。「実(じつ)—」「色—」 [...
あく【悪〔惡〕】
[音]アク(呉)(漢) オ(ヲ)(漢) [訓]わるい あし にくむ [学習漢字]3年 〈アク〉 1 正しくない。わるいこと。「悪意・悪質/改悪・害悪・旧悪・凶悪・極悪・最悪・罪悪・邪悪・醜悪」...
いじ‐わる【意地悪】
[名・形動]わざと人を困らせたり、つらく当たったりすること。また、そのさまや、そういう人。「—を言う」「—な性格」
いろ‐あく【色悪】
1 歌舞伎の役柄の一つで、外見は二枚目で性根は悪人の役。「累(かさね)」の与右衛門、「四谷怪談」の伊右衛門など。いろがたき。 2 女性を迷わせてもてあそぶ男。色魔(しきま)。「中々の—で…、咖啡...
いん‐あく【隠悪/陰悪】
[名・形動]表面に現れない悪事や悪心。また、それがあるさま。「此一家は—な空気に閉ざされて居る」〈左千夫・告げびと〉
えん‐お【厭悪】
[名](スル)嫌い憎むこと。ひどくいやに思うこと。嫌悪。「生きる事それ自身を—させるこの悩ましい頭の前には」〈三重吉・小鳥の巣〉
お【悪】
⇒あく
かい‐あく【改悪】
[名](スル)物事を改めて、かえって悪くすること。「独断専行で規約を—する」⇔改善。
かん‐あく【奸悪/姦悪】
[名・形動]心がねじけていて悪いこと。また、そういう人や、そのさま。「—の少年身を容るるに地なきもの」〈田口・日本開化小史〉 [派生]かんあくさ[名]
かんぜん‐ちょうあく【勧善懲悪】
善事を勧め、悪事を懲らすこと。特に、小説・芝居などで、善玉が最後には栄え、悪玉は滅びるという筋書きによって示される、道徳的な見解にいう。勧懲。