虚仮(こけ)も一心(いっしん)
愚かな者でも物事を一心にすれば、りっぱなことができるということ。
こころ‐おくれ【心後れ】
1 気がひるむこと。気後れ。「すこし—がしたが、努めて気を励まして」〈近松秋江・疑惑〉 2 気がきかないこと。愚かであること。「—にして出で仕へ、無智にして大才に交はり」〈徒然・一三四〉
事(こと)合(あ)・う
うまく事が運ぶ。「もてかしづき聞こえ給ふさま、愚かならず、—・ひたる心地して」〈源・葵〉
こ‐ばか【小馬鹿/小莫迦】
少し愚かなこと。また、その人。
さが【性/相】
1 生まれつきの性質。性格。また、持って生まれた運命。宿命。「愚かな人間の悲しい—」 2 いつもそうであること。ならわし。習慣。「浮世の—としてあきらめる」 3 よいところと悪いところ。特に、欠...
さけおんなうた【酒、女、歌】
《原題、(ドイツ)Wein, Weib und Gesang》ヨハン=シュトラウス2世による管弦楽によるワルツ。1869年初演。「ワインと女と歌を愛さないとは、なんと愚かな人生だろうか」というル...
しこ‐の‐ますらお【醜の大夫】
愚かしい男。男性が自分を謙遜していう語。また、男性をののしっていう語。「ますらをや片恋せむと嘆けども—なほ恋ひにけり」〈万・一一七〉
したたま・る【認まる】
[動ラ四]整った状態になる。よく整う。治まる。「万の事皆—・りて愚かなる事なくてぞ有りける」〈今昔・一九・一八〉
失笑(しっしょう)を買(か)・う
愚かな言動のために笑われる。「的外れな発言をして—・う」
しぶ‐がき【渋柿】
《古くは「しぶかき」とも》実が赤く熟しても渋みの抜けない柿。さわし柿や干し柿にして食用、また、柿渋の原料とする。《季 秋》「—の滅法生りし愚かさよ/たかし」 [補説]書名別項。→渋柿