りっけん‐しょうごう【立券荘号】
荘園に不輸租(田租の免除)の特権を与える手続き。領主の申請に基づき政府が現地に使者を派遣し、券文(証明書)を作成して成立。太政官符・民部省符により成立した荘園を官省符荘、国司の許可によるものを国...
りっしょうあんこくろん【立正安国論】
鎌倉時代の仏教書。1巻。日蓮著。文応元年(1260)成立。執権北条時頼に呈上。当時の天変地異を法華経にそむいた結果と断じ、正法すなわち法華経を信じなければ安国にならないと、問答体で述べたもの。
りっぽう‐ぎかい【立法議会】
フランス革命期、1791年憲法の規定によって成立した議会。フィヤン派・ジロンド派などによって構成されたが、対外戦争と国内危機に対応できず、92年、王権の停止と国民公会召集を決議して解散。
りつ【立】
[音]リツ(慣) リュウ(リフ)(呉)(漢) [訓]たつ たてる リットル [学習漢字]1年 〈リツ〉 1 足場を定めてたつ。まっすぐにたてる。「立錐(りっすい)・立像・立体/起立・屹立(きつ...
りつりょう‐せい【律令制】
律令を基本法とする古代日本の中央集権的政治制度およびそれに基づく政治体制。中国の隋・唐の法体系を取り入れて成立。二官八省を中心とする中央官制、国郡里制による地方行政組織が整い、公地・公民を原則と...
リディア【Lydia】
前7世紀ごろ、小アジア西部に成立した古代王国。首都サルディスは交易の中心地として繁栄。世界最古の鋳造貨幣を使用したとされる。前546年、ペルシアに征服された。
リトアニア【Lithuania】
ヨーロッパ北東部、バルト海に面する国。正称、リトアニア共和国。首都ビリニュス。機械・金属加工業が盛んで、亜麻を産する。13世紀にリトアニア大公国が成立、1385年にポーランドとの連合王国となり、...
リバイアサン【Leviathan】
英国の政治哲学者ホッブズの著書。1651年刊。国家を旧約聖書の怪物リバイアサン(レビアタン)にたとえ、国家は社会契約によって成立したものとして、国家主権への絶対的服従を説き、近代思想に大きな影響...
りゃくだつ‐こん【略奪婚】
1 結婚の相手としての女性を他部族から略奪してくる結婚形態。原始社会や未開民族で行われた。 2 俗に、夫または妻のいる人に求婚して成立した結婚のこと。
りゅう‐かい【流会】
[名](スル)会合が成立しないで取りやめになること。「定数不足で—する」