との‐ど【殿戸/殿門】
御殿の戸口。相手の家への敬意を表す語。「味酒(うまさけ)三輪の殿の朝戸にも出でて行かな三輪の—を」〈崇神紀・歌謡〉
とば‐くち【とば口】
1 はいりぐち。入り口。戸口。「—に立つ」 2 物事の始まったばかりのところ。「工事はまだほんの—だ」
と‐ぼそ【枢】
《「戸(と)臍(ほぞ)」の意》 1 開き口を回転させるため、戸口の上下の框(かまち)に設けた穴。 2 戸。扉。「庵の—を打叩けば」〈竜渓・経国美談〉
とめ‐ば【留(め)場】
1 江戸時代、一般人の漁猟・伐採を禁じた所。→御留場(おとめば) 2 江戸時代の歌舞伎劇場で、花道の揚げ幕の奥、西の木戸口の脇にあった場内取り締まりの若者の詰め所。また、その若者。
ドア‐ツー‐ドア【door-to-door】
1 戸別訪問による販売。 2 依頼主の戸口に品物を取りに行き、送り先の戸口まで直接届けるという一貫した運送方式。 3 自宅の戸口を出てから目的の戸口までの所要時間。「—で一時間かかる」
はだか・る【開かる】
[動ラ五(四)] 1 手や足を大きく広げて立つ。また、進路などをふさぐようにして立つ。立ちはだかる。「戸口に—・る」「困難な問題が目前に—・る」 2 衣服の前などが乱れて開く。「裾が—・る」 3...
フレートライナー【freightliner】
貨物基地にトラックで集められたコンテナを、目的地まで直行便貨物列車で運搬し、さらにトラックで戸口まで届ける合理化輸送方式。
へ‐ひと【戸人/食封】
1 一戸に所属する人。家族。戸口。 2 「封戸(ふこ)」に同じ。
ほかい‐びと【乞児】
家の戸口に立ち、祝いの言葉を唱えて物を乞い歩いた人。〈和名抄〉
ほし‐づきよ【星月夜】
1 晴れて星の光が月のように明るい夜。ほしづくよ。《季 秋》「戸口まで送って出れば—/子規」 2 主に謡曲で、「暗(くら)」と同音の「倉」を含むところから、「鎌倉」を導くために使われた修飾語。「...