れいがん‐じま【霊岸島】
東京都の隅田川河口の西岸の旧地名。現在の中央区新川にあたる。江戸初期に霊巌(れいがん)寺が建立され、門前町として発展。
れいぎるいてん【礼儀類典】
江戸中期の有職故実書。510巻、首巻1巻、目録1巻、図絵3巻。宝永7年(1710)完成。徳川光圀が水戸藩の修史事業の一環として編纂(へんさん)させた、朝廷での儀式に関する諸史料を収録したもの。
れい‐へい【例幣】
奈良・平安時代、朝廷から毎年の例として神にささげる幣帛(へいはく)。特に伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい)に際して、毎年9月11日に祭使を派遣して幣帛を奉納したこと。江戸時代には日光東照宮へも行われた。
れいやしゅう【怜野集】
江戸後期の歌集。12巻。清原雄風編。文化3年(1806)刊。万葉集および勅撰集などから集めた秀歌約1万5000首を、四季・恋・雑に類題して収録したもの。初学者に広く活用された。類題怜野集。
れきちょうしょうしかい【歴朝詔詞解】
江戸後期の注釈書。6巻。本居宣長著。享和3年(1803)刊。「続日本紀」の宣命62編を取り出し、注釈を施したもの。続紀歴朝詔詞解。
レタス【lettuce】
キク科のチシャの別名。野菜としてヨーロッパで古くから栽培、日本には江戸時代末期に渡来した。日本では、ふつう葉が重なり合って結球するタマヂシャをさしていう。サラダなどに用いる。《季 春》
レダマ【(スペイン)retama】
マメ科の落葉低木。エニシダに似て、枝は細長く、灰緑色。夏から秋にかけ、黄色の蝶形の花を開く。地中海沿岸地方に産し、日本には江戸時代に渡来。観賞用。 [補説]「連玉」とも書く。
れん‐が【連歌】
短歌の上の句(五・七・五)と下の句(七・七)との唱和、あるいは上の句と下の句とを一人または数人から十数人で交互に詠み連ねる詩歌の形態の一。万葉集巻8にみえる尼と大伴家持との唱和の歌に始まるとされ...
れんが‐し【連歌師】
1 連歌を専門に詠む人。連歌の宗匠。 2 江戸幕府の職名。寺社奉行の配下で、連歌のことをつかさどった。
れんが‐はじめ【連歌始め】
年中行事の一。室町・江戸両幕府が新年に催した連歌の会。室町幕府は正月19日、江戸幕府は初め正月20日、承応年間(1652〜1655)以後は同11日に行った。