てこ‐まい【手古舞】
《「梃子前(てこまえ)」からという》江戸の祭礼で余興に行われた舞。のち舞は絶え、特殊な男装をした女性が、男髷(おとこまげ)に片肌ぬぎで腹掛け・たっつけ袴(ばかま)・脚絆(きゃはん)などをつけ、紺...
て‐ごころ【手心】
1 状況に応じて加減すること。考慮して寛大に扱うこと。手加減。 2 経験して得た感触が手先などに残っていること。また、身についた技。「切れ口—は良けれども」〈浄・今国性爺〉
手心(てごころ)を加(くわ)・える
手加減をする。寛大に扱う。「採点に—・える」「処分に—・える」
て‐ごし【手輿】
「たごし」に同じ。
て‐ごしらえ【手拵え】
自分の手でつくること。また、その物。手製。
て‐ごたえ【手応え/手答え】
1 打ったり突いたりしたときなどに手にかえってくる感じ。「打った瞬間にホームランの—があった」「確かな—」 2 こちらの働きかけに対する好ましい、あるいは確かな反応。「注意してもさっぱり—がない」
て‐ごと【手事】
1 地歌や箏曲(そうきょく)で、歌の間に挿入される器楽の長い間奏部分。 2 遊女などの手練手管(てれんてくだ)。「—もつきじ床の梅」〈伎・助六〉
てごと‐もの【手事物】
地歌や箏曲で、歌よりも手事1の部分を重視した曲。「残月」「西行桜」「笹の露」「八重衣」「岡康砧(おかやすぎぬた)」など。
て‐ごま【手駒】
1 将棋で、手持ちの駒。持ち駒。 2 掌握している部下・手下。「—を振り分ける」
て‐ご・む【手込む/手籠む】
[動マ下二]手込めにする。「—・めたる敵を打ちもらし」〈謡・悪源太〉