うちこし‐ざけ【打ち越し酒】
酒宴の席で、席順などによらず、名ざしで杯を差すこと。「酔(よ)ひのまぎれに年一つ—の二年酔(にねんゑひ)かな」〈虎明狂・餅酒〉
うちこし‐だるき【打(ち)越し垂木】
社寺建築で、母屋から向拝柱(こうはいばしら)の上に架け渡した垂木。
うち‐ことば【打(ち)言葉】
(「話し言葉」「書き言葉」に対して)携帯電話やパソコンのキーを使って(打って)書かれた語句・語法。また、その文章。メールに使われる絵文字・顔文字や「アケオメ(明けましておめでとう)」などの略語に...
うち‐こぼ・る【打ち零る】
[動ラ下二]こぼれる。あふれる。「—・るる涙のあつくてかかるに」〈かげろふ・中〉
うち‐こみ【打(ち)込み】
1 たたいて中へ入れること。「杭(くい)の—」 2 物事に熱中すること。また、人にほれこむこと。「仕事への—はすさまじい」 3 剣道などで、相手に打ってかかること。柔道では、相手と組んで一方が続...
うち‐こ・む【打(ち)込む】
[動マ五(四)] 1 上から強くたたいて中へ入れる。「くぎを—・む」 2 ㋐球技で相手の陣などに球を打って入れる。「ライトスタンドに—・む」 ㋑(「撃ち込む」「射ち込む」とも書く)弾丸や矢を発射...
うち‐ころ・す【打(ち)殺す】
[動サ五(四)] 1 たたき殺す。「棒で—・す」 2 (「撃ち殺す」「射ち殺す」とも書く)弾丸や矢を命中させて殺す。「銃で—・す」 3 表に出ないように感情などを抑える。「よし事実に棒を引いたっ...
うち‐こわし【打(ち)壊し/打ち毀し】
1 たたいたりしてこわすこと。 2 江戸中期以降、凶作や買い占めなどで生活難におちいった民衆が、集団で米屋・高利貸し・酒屋などの富商を襲って家屋などを破壊し、米・銀などを奪ったこと。
うち‐こわ・す【打(ち)壊す/打ち毀す】
[動サ五(四)] 1 たたくなどして強い力を加え、物を破壊する。「蔵を—・す」 2 出来上がっている物事などをだめにする。ぶちこわす。「計画を—・される」 [可能]うちこわせる
うち‐ごろ【打(ち)頃】
野球で、打者がヒットを打つのに都合のよさそうなこと。「—の球を見逃す」