おさ・う【押さふ/抑ふ】
[動ハ下二]「おさえる」の文語形。
おさえ【押(さ)え/抑え】
1 物が動かないように押さえること。また、押さえるもの。「石で—をする」「飛ばされないように紙に—を置く」 2 勢いを防ぎ止めること。「感情の—がつかない」 3 敵の攻撃・侵入を防ぎ味方を支える...
押(お)さえが利(き)・く
部下や仲間を統率する力がある。全体を引きしめる力がある。
おさえ‐こみ【押(さ)え込み/抑え込み】
柔道の固め技の一。相手をほぼあお向けに倒し、その手足や体を上から押さえつけて自由を奪う技の総称。袈裟(けさ)固め・肩固め・上四方固め・横四方固め・縦四方固めなど7種がある。押さえ込み技。
おさえ‐じ【押(さ)え字/抑え字】
連歌や俳諧で、句中に上下呼応する言葉があるとき、その上の言葉をいう。「や・か・いつ・何・誰」など。「藤ばかま誰窮屈(きゅうくつ)にめでつらん」の句で、「誰」が句末の「らん」の押さえ字となっている...
おさえ‐つ・ける【押(さ)え付ける/抑え付ける】
[動カ下一][文]おさへつ・く[カ下二] 1 しっかり押さえて、相手が自由に動けないようにする。「首ねっこを—・ける」 2 圧力を加えて相手の動きを封ずる。「少数意見を—・ける」 3 心の動揺な...
おさ・える【押(さ)える/抑える】
[動ア下一][文]おさ・ふ[ハ下二] 1 ㋐物が動かないように、押しつけて力を加える。「手で着物の裾を—・える」「文鎮で紙を—・える」 ㋑出入り口に手などを押し当てておおう。「傷口を—・える」「...
そ‐も【抑】
[接]《代名詞「そ(其)」+係助詞「も」から》物事の根源を説き起こすとき、または改めて問題を提起するときに用いる。いったい。そもそも。それにしても。「—、われの始めて君を見まつりしは」〈荷風・ふ...
そも‐そも【抑】
[名]《接続詞「そもそも」が文頭に置かれるところから》最初。発端。副詞的にも用いる。「この話には—から反対だった」「目的が—違う」 [接]改めて説き起こすときに用いる語。いったい。だいたい。...
そもそも‐ろん【抑論】
物事の始まりや、問題の起きた理由などに立ち戻って論じること。また、そのような論調。