ふり‐ごま【振(り)駒】
将棋で、先手・後手の手番を、5個の歩(ふ)を盤上に振り、その結果によって決めること。「歩兵」と書かれた表が多ければ振ったほうが先手、「と」と書かれた裏が多ければ相手が先手になる。
ふり‐さ・く【振り放く】
[動カ下二]はるかに仰ぎ見る。振り仰ぐ。「—・けて三日月見れば一目見し人の眉引(まよび)き思ほゆるかも」〈万・九九四〉
ふりさけ・みる【振り放け見る】
[動マ上一]振り仰いで遠方を見る。「天の原—・みれば春日なる三笠の山に出でし月かも」〈古今・羇旅〉
ふり‐しお【振(り)塩】
《「ふりじお」とも》料理の材料に塩を振り掛けること。また、その塩。
ふり‐しぼ・る【振(り)絞る】
[動ラ五(四)]力・声などを精いっぱい出しつくす。「最後の力を—・る」
ふり‐す・てる【振(り)捨てる】
[動タ下一][文]ふりす・つ[タ下二] 1 気持ちなどをきっぱりと絶つ。思い切って捨てる。また、すげなく置き去りにする。「妻子への思いを—・てる」 2 神輿(みこし)などを担いでいって置き去りに...
ふり‐ずんばい【振り飄石】
竿(さお)の先につけた糸に、小石をつけて遠くへ振り飛ばすもの。ふりずばい。
ふり‐そで【振袖】
1 丈の長い袖。また、その袖のついた、未婚女性の礼装用長着。昔は元服前の男女が用いた。 2 年ごろの娘。「その—めは長門之介に許婚(いひなづけ)の桐姫」〈伎・韓人漢文〉
ふりそで‐かじ【振袖火事】
「明暦(めいれき)の大火」の俗称。
ふりそで‐しんぞう【振袖新造】
江戸吉原の遊郭で、振袖を着て出た禿(かぶろ)上がりの若い新造級の遊女。部屋を持たず、揚げ代は2朱。ふり。ふりしん。ふりそでしんぞ。