はんざいのば【犯罪の場】
飛鳥高の推理小説。昭和21年(1946)「宝石」誌の懸賞で入選となった、著者のデビュー作。昭和22年(1947)に同誌に掲載。
はんしちとりものちょう【半七捕物帳】
岡本綺堂による小説。また、そのシリーズ名。明治時代の東京に住む老人半七が、自身が岡っ引きとして関わった幕末期の事件について新聞記者に語るという体裁の、時代物連作娯楽小説。全68編。第1作「お文の...
ハード‐ボイルド【hard-boiled】
[名]《卵の固ゆでの意から》 1 第一次大戦後に、アメリカ文学に登場した新しい写実主義の手法。簡潔な文体で現実をスピーディーに描くのが特徴。ヘミングウェイらに始まる。 2 推理小説の一ジャンル...
バンダイン‐の‐にじっそく【バンダインの二十則】
米国の推理作家バン=ダインが自著で述べた、推理小説を書く上で守るべき20の規則。「手がかりはすべて明白に記されなければならない」「探偵小説には必ず探偵役が登場し、その人物が手がかりを集めることで...
ひるかわはかせ【蛭川博士】
大下宇陀児の長編推理小説。昭和4年(1929)「週刊朝日」誌に発表。昭和5年(1930)刊。
びゃくえのおんな【白衣の女】
《原題The Woman in White》コリンズの推理小説。1860年刊。主人公の画家ハートライトと、財産目当ての身代わり事件に巻き込まれる女性ローラとの恋愛模様も描かれている。
びゃくやこう【白夜行】
東野圭吾の長編推理小説。平成11年(1999)刊。第122回直木賞候補作品。迷宮入りした殺人事件に関わった少年と少女をめぐる悲劇を描く。舞台化、ドラマ化、映画化作品がある。
ふあんなうぶごえ【不安な産声】
土屋隆夫の長編推理小説。平成元年(1989)刊。人工授精をテーマとした作品。検事の千草泰輔を主人公とする推理小説シリーズのひとつ。
ふえふけばひとがしぬ【笛吹けば人が死ぬ】
角田喜久雄の短編推理小説。昭和32年(1957)、「オール読物」誌に掲載。翌年、第11回日本探偵作家クラブ賞(のちの日本推理作家協会賞)を受賞。
ふかのう‐はんざい【不可能犯罪】
推理小説などで、常識的な考え方では実行できないと思われる犯罪。密室殺人など。