愛想(あいそ)を尽(つ)か・す
あきれて好意や親愛の情をなくす。見限る。「放蕩(ほうとう)息子に—・す」
あそび‐にん【遊び人】
1 定職がなくぶらぶらと暮らしている人。 2 遊興を好み、遊び慣れている人。遊び好き。放蕩者(ほうとうもの)。 3 ばくち打ち。
いろ‐ぐるい【色狂ひ】
女色におぼれ、放蕩(ほうとう)すること。女狂い。「人間一生のうちに、一たびは—に取り乱さぬといふ事一人もなし」〈浮・子息気質・一〉
おんなころしあぶらのじごく【女殺油地獄】
浄瑠璃。世話物。三段。近松門左衛門作。享保6年(1721)大坂竹本座初演。大坂天満の油屋河内屋の次男与兵衛が放蕩(ほうとう)のあげく、同業の豊島屋の女房お吉を殺して金を奪い、捕らえられる。油地...
おんなのいっしょう【女の一生】
《原題、(フランス)Une Vie》モーパッサンの長編小説。1883年刊。純真な女主人公ジャンヌの結婚生活にかけた夢が、夫の裏切り、息子の放蕩(ほうとう)によって打ち砕かれていく幻滅の一生を描...
かん‐どう【勘当】
[名](スル) 1 親が子との縁を切ること。江戸時代には奉行所に届け出が必要であった。また、主従関係・師弟関係を断つことにもいった。「放蕩息子を—する」 2 《法に合わせ勘(かんが)えて罪に当て...
きんきんせんせいえいがのゆめ【金々先生栄花夢】
黄表紙。2冊。恋川春町画作。安永4年(1775)刊。謡曲「邯鄲(かんたん)」の翻案。金村屋金兵衛が、金持ちの養子になり放蕩三昧(ほうとうざんまい)にふけって勘当される夢を見て、栄華のむなしさに気...
こなた‐しゅう【此方衆】
[代]二人称の人代名詞。あなたがた。「—が放蕩者(だうらくもの)ぢゃの不孝者ぢゃのと」〈鳩翁道話・一〉
ざしき‐ろう【座敷牢】
格子などで厳重に仕切り、外へ出られないようにして、罪人・狂人・放蕩者(ほうとうもの)などを押し込めておく座敷。
し‐つく・す【為尽(く)す】
[動サ五(四)]余すところなくしてしまう。「放蕩(ほうとう)の限りを—・す」