ほう・る【放る/抛る】
[動ラ五(四)] 1 遠くへ投げる。乱暴に、または無造作に投げる。「ボールを—・る」「新聞を—・ってよこす」 2 途中でやめる。また、そのまま放置する。「勉強を—・って遊びに行く」「泣いても—・...
ほう‐れつ【放列】
1 (「砲列」とも書く)大砲を横に並べて、射撃できるようにした隊形。「一斉射撃の—を敷く」 2 一定の目標に対してずらりと並んでいること。「カメラの—を敷く」
ほう‐ろう【放浪】
[名](スル)あてもなくさまよい歩くこと。さすらい。「—の旅」「各地を—する」 [補説]書名別項。→放浪
ほうろう【放浪】
岩野泡鳴の長編小説。明治43年(1910)刊行。北海道での放浪生活をもとに描いた長編五部作の一。 葛西善蔵の私小説。大正10年(1921)「国本」誌に発表。
ほうろうき【放浪記】
林芙美子の自伝的小説。第一次大戦後の東京で、職を転々としながらもたくましく生きる女の姿を描く。昭和3年(1928)から昭和5年(1930)にかけて「女人芸術」誌上で発表。映画化・舞台化もされた。
ほうろう‐しゃ【放浪者】
あてもなくさまよう人。
ほう‐ろん【放論】
勝手気ままに議論すること。また、その議論。
ほか・す【放す】
[動サ五(四)]《「ほうか(放下)す」の音変化か》ほうりすてる。うちすてる。「画稿(したえ)を掻集めて、長椅子の上へ—・して」〈二葉亭訳・片恋〉
ほから‐か・す【放らかす】
[動サ四]かまわずにほうって置く。ほったらかす。「いぢむぢ言ふ人は—・いておかしゃんせ」〈浄・万年草〉
ほっ‐ちらか・す【放っ散らかす】
[動サ五(四)]投げ散らかす。また、物事をやりっぱなしにする。「ビスケットの食余(くいかけ)が—・して」〈紅葉・多情多恨〉