しょ‐け【所化】
1 仏・菩薩(ぼさつ)などにより教化(きょうけ)されること。また、教化を受ける者。⇔能化(のうけ)。 2 教化すべき世界。衆生世間をいう。 3 師の教えを受けている、修行中の僧。弟子。また広く、...
しんぶつ‐ぶんり【神仏分離】
神仏習合をやめ、神道と仏教との区別を明確にしようとする、明治初期における維新政府の宗教政策。神道国教化の方針から、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)運動の激化を招いた。
しんみん‐しゅぎ【新民主義】
中国の政治思想で、善者が天理に従って人民を教化し、悪者に打ち勝って人民を向上させていこうとするもの。日中戦争中、華北臨時政府によって提唱された。
じぎょう‐けた【自行化他】
みずからのために仏道修行し、さらにその得たところをもって他を教化すること。自利利他。
じ‐しゅう【時宗】
浄土教系の一宗で、平生を臨終の時と心得て称名念仏する宗派。鎌倉時代、一遍智真によって開かれ、地方を遊行(ゆぎょう)し、賦算(ふさん)を行い、民衆を教化した。総本山は神奈川県藤沢市の清浄光寺。遊行...
じっ‐け【実化】
仏語。 1 仏が人々を教化するためにその仏身を現すこと。⇔権化(ごんげ)。 2 実教(じっきょう)によって人々を教え導くこと。
じゅく‐ばん【熟蕃】
1 教化され、帰順した原住の人々。⇔生蕃(せいばん)。 2 第二次大戦前の日本統治時代、台湾の高山族(高砂族)のうち、漢民族に同化していたものをさして用いた語。
じゅん‐げ【巡化】
僧が諸国を巡り歩き、説法し教化(きょうけ)すること。
じんぎ‐いん【神祇院】
昭和15年(1940)皇紀2600年を機に創設された内務省の外局。国家神道による国民教化の中心機関となった。同21年廃止。
じん‐ぷう【仁風】
1 仁徳による教化。「—率土(そつど)に覆ひ」〈盛衰記・二五〉 2 《晋の袁宏が扇を贈られて「まさに仁風を奉揚し、彼の黎庶を慰むべし」と答えたという、「晋書」文苑伝の故事から》扇のこと。