イブン‐アル‐ハイサム【Ibn al-Haitham】
[965ころ〜1039ころ]アラビアの自然科学者。天文学・数学・医学にも通じていたが、特に光学で知られ、著「光学の書」がある。ラテン語名、アルハーゼン。
イプシロン【Ε/ε/epsilon】
1 〈Ε・ε〉ギリシャ文字の第5字。エプシロン。 2 〈ε〉数学で、零に近い任意の微少量。 ⇒イプシロンロケット
いまむら‐ちしょう【今村知商】
江戸初期の数学者。河内の人。通称、仁兵衛。毛利重能に和算を学び、独自に研究。生没年未詳。著「竪亥録(じゅがいろく)」「因帰算歌」など。
いやなが‐しょうきち【弥永昌吉】
[1906〜2006]数学者。東京の生まれ。東大・学習院大学教授。整数論・代数学・幾何学を研究。日仏文化交流や平和運動にも積極的に関わる。著作に「幾何学序説」など。
いんきさんか【因帰算歌】
江戸時代の数学者、今村知商の著作。寛永17年(1640)刊行。算術を和歌や長歌の形式で記したもので、日本で最初につるかめ算を扱った書物としても知られる。
インターセクション【intersection】
1 交差。交差点。 2 数学で、共通集合。
インテグレーション【integration】
《統合の意》 1 教育で、分離した教科や教材などを有機的に統合し指導すること。 2 障害をもつ児童を通常の学級で一般の児童とともに教育すること。統合教育。 3 差別を撤廃し統合すること。 4 数...
ウィルソン【Horace Wilson】
[1843〜1927]米国の教育者。英語・数学の教師として来日、第一大学区第一番中学(のちの東京大学)の生徒に野球を教えたことが日本野球の始まりといわれる。
ウィーナー【Norbert Wiener】
[1894〜1964]米国の数学者・情報科学者。物理学・電気通信工学・神経生理学など、広く研究。人工頭脳・サイバネティックスの提唱者。著「サイバネティックス」「人間機械論」など。
ウィーナー‐かてい【ウィーナー過程】
米国の数学者N=ウィーナーが考案した時間的に連続な確率過程。ブラウン運動の数学的モデルであるほか、熱力学の拡散過程、電子工学のノイズ理論、金融工学のブラックショールズの方程式など、純粋数学・応用...