ろうすいふ【老水夫】
《原題、(フランス)Les Vieux Marins》イタリアの詩人、マリネッティがフランス語で書いた自由詩。1898年、「アントロジールビュー(Anthologie-Revue)」誌に発表。フ...
ろうせいきかいわいで【老世紀界隈で】
伊藤信吉による詩集。平成13年(2001)刊行。第17回詩歌文学館賞(詩部門)受賞。
ろうのう‐は【労農派】
昭和2年(1927)創刊の雑誌「労農」を中心に集まったマルクス主義経済学者・社会運動家・文学者のグループ。講座派との間で日本資本主義論争を展開。明治維新をブルジョア革命と主張した。
ろうるい【蝋涙】
原田康子の自伝的短編小説、および同作を表題作とする作品集。短編小説は、平成11年(1999)、「群像」誌に発表。作品集は同年に刊行され、第38回女流文学賞を受賞。
ろくめいかんのけいふ【鹿鳴館の系譜】
磯田光一の評論。昭和58年(1983)刊行。副題「近代日本文芸史誌」。日本の欧化の象徴としての鹿鳴館に着目しつつ、日本文化の近代化・欧化の歩みを論じる。第35回読売文学賞評論・伝記賞受賞。
ロシア‐アバンギャルド
《Russkiy avangard》1910年代から1930年代初頭にかけて、ロシア帝国およびソビエト連邦で展開された前衛芸術運動。文学ではマヤコフスキー、フレーブニコフ、シクロフスキー、ハルム...
ロシア‐フォルマリズム【(ロシア)Russkiy formalizm】
1910年代から1920年代末にかけて、ロシアの文学研究者や言語研究者によって推進された文学・芸術運動。文学作品の自律性を強調し、言語表現の方法と構造の面から文学作品を解明することを目指した。構...
ロシアぶんがく【露西亜文学】
日本のロシア文学専門雑誌。明治43年(1910)、東京外語学校に在籍していた中村白葉、米川正夫らが創刊。
ロッシュ‐ローブ【Roche lobe】
近接連星系において、主星と伴星の重力が公転運動による遠心力とつり合う面。主星および伴星それぞれを含む水滴型の二つの閉曲面で構成される。名称はフランスの天文学者エドゥアール=ロシュに由来する。ロッ...
ろ‐ぶん【露文】
1 ロシア語で書かれた文章。 2 「ロシア文学」「ロシア文学科」の略。