シェークスピアとドイツせいしん【シェークスピアとドイツ精神】
《原題、(ドイツ)Shakespeare und der deutsche Geist》グンドルフによる評論。1911年刊。ドイツにおけるシェークスピアの受容について、ドイツ文学の精神性をからめ...
しおもかないぬ【潮もかなひぬ】
赤瀬川隼の短編小説。昭和58年(1983)、「別冊文芸春秋」誌に発表。その後改稿した長編作品を昭和60年(1985)に刊行。
しがらみそうし【しがらみ草紙】
森鴎外が主宰した月刊の文芸雑誌。明治22年(1889)10月創刊、明治27年(1894)8月、59号で廃刊。幸田露伴・落合直文らが執筆。浪漫主義の拠点となり、文芸評論を文壇に確立した。
し‐げい【詞芸】
詩や文章を作るわざ。文芸。
しげのい【重の井/滋野井】
浄瑠璃「丹波与作待夜(たんばよさくまつよ)の小室節(こむろぶし)」とその改作「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)」およびその系統の諸文芸に登場する人物。由留木(ゆるぎ)家の乳人(めの...
ししょうせつかのわたくしごと【私小説家の私事】
宮原昭夫の短編小説。昭和45年(1970)「文芸」誌に掲載。昭和47年(1972)刊行の小説集「あなたの町」に収録。
しぜんせいちょうともくてきいしき【自然生長と目的意識】
青野季吉による文芸評論。大正15年(1926)、雑誌「文芸戦線」に発表。プロレタリア文学運動のもつ社会性・政治性を明確化した論文として知られる。
し‐ちょう【思潮】
ある時代の社会にみられる支配的な思想の傾向。「二〇世紀の文芸—」
しのしま【死の島】
福永武彦の長編小説。昭和41年(1966)から昭和46年(1971)、雑誌「文芸」で断続的に連載。単行本は昭和46年(1971)、上下2巻を刊行。昭和47年(1972)、第4回日本文学大賞受賞。
しのじかくのれきし【詩の自覚の歴史】
山本健吉による文芸評論。古代日本人の、詩の表現の歴史を論じる。昭和36年(1961)新潮社版刊行。昭和54年(1979)2月、「詩の自覚の歴史 遠き世の詩人(うたびと)たち」の題で筑摩書房版刊行...