ぶんげいじだい【文芸時代】
文芸同人雑誌。大正13年(1924)10月創刊、昭和2年(1927)5月廃刊。川端康成・横光利一・片岡鉄兵ら新進作家によって創刊、その同人は新感覚派と呼ばれた。
ぶんげいじひょうというかんそう【文芸時評という感想】
詩人、荒川洋治の文芸時評。平成17年(2005)刊。第5回小林秀雄賞受賞。
ぶんげいせんせん【文芸戦線】
文芸雑誌。大正13年(1924)6月創刊、昭和7年(1932)7月廃刊。「種蒔(ま)く人」のあとを受けて青野季吉らが創刊。プロレタリア文学運動の指導的役割を果たしたが、のちに分裂して「戦旗」と対...
ぶんげい‐ひひょう【文芸批評】
文芸思潮や文芸作品に対する批評。文芸評論。
ぶんこ【文庫】
文芸雑誌。明治28年(1895)8月創刊、明治43年(1910)8月廃刊。山県悌三郎主宰の投書雑誌「少年文庫」を前身とし、河井酔茗・伊良子清白・横瀬夜雨ら文庫派とよばれる多くの詩人を育成。
ぶんしょうせかい【文章世界】
文芸雑誌。明治39年(1906)創刊、大正10年(1921)1月「新文学」と改題、同年12月廃刊。田山花袋編集の投稿雑誌に始まり、自然主義文学運動の中心となった。
ぶん‐じ【文事】
学問・文芸などに関する事柄。⇔武事。「—勉強の余暇を偸んで」〈福沢・福翁自伝〉
ぶんだんじんぶつひょうろん【文壇人物評論】
正宗白鳥の文芸評論。昭和元年(1926)から改造社の「現代日本文学全集」の刊行にあわせて、同全集に収録された作家について、雑誌「中央公論」に連載した作家論をまとめたもの。昭和7年(1932)刊。...
プロレタリア‐ぶんがく【プロレタリア文学】
プロレタリアートの階級的自覚と要求に基づき、その思想と感情を描き出した文学。日本では、大正10年(1921)の「種蒔(ま)く人」の創刊を出発とし、のち「文芸戦線」「戦旗」などにより、昭和9年(1...
へいめん‐びょうしゃ【平面描写】
作者の主観をまじえず、対象や事件の経過の表面だけをありのままに描く文芸上の手法。明治40年代、田山花袋が主張。