あけ‐のこ・る【明け残る】
[動ラ四]夜が明けても、月や星が空に残っている。「—・る星の数ぞ消えゆく」〈風雅・雑中〉
あけ‐の‐ころも【明けの衣】
⇒明衣(あかはとり)
あけ‐の‐はる【明けの春】
年の始め。新春。新年を祝っていう語。《季 新年》「ほのぼのと鶴を夢見て—/紅葉」
あけ‐の‐ひ【明けの日】
1 あくる日。翌日。「—から、真知子は毎日病院に米子を見舞った」〈野上・真知子〉 2 宿直などをした翌日。
あけ‐の‐みょうじょう【明けの明星】
明け方に東の空に輝く金星。⇔宵の明星。
あけ‐はなし【開け放し/明け放し】
[名・形動]「あけっぱなし」に同じ。「穴だらけというより寧(むし)ろ—と評するのが適当な位に」〈漱石・こゝろ〉
あけ‐はな・す【開け放す/明け放す】
[動サ五(四)]窓や戸などを、すっかり開ける。また、開けたままにしておく。あけはなつ。「窓を—・す」
あけ‐はな・つ【開け放つ/明け放つ】
[動タ五(四)]「あけはなす」に同じ。「表門を—・つ」
あけ‐はな・れる【明け離れる】
[動ラ下一][文]あけはな・る[ラ下二]夜がすっかり明ける。明け渡る。「元日の朝が—・れるまで」〈康成・浅草〉
あけ‐はら・う【明け払う/開け払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 戸・窓などを、すっかり開ける。あけはなす。「窓を—・って涼風を入れる」 2 家・部屋などの中の物をすっかり運び出し、立ち退く。明け渡す。「アパートを—・う」