たからかなばんか【高らかな挽歌】
高井有一の長編小説。平成11年(1999)刊行。日本の高度成長期、衰退しつつある映画産業の世界を舞台に、業界人たちの夢と挫折を描く。
たじんこむら【多甚古村】
井伏鱒二の長編小説。海辺の小村の出来事を、巡査による日記の形式で描く。昭和14年(1939)刊行。昭和15年(1940)、今井正監督により映画化。
たそがれ【黄昏】
《原題On Golden Pond》米国の映画。1981年公開。マーク=ライデル監督による人間ドラマ。年老いた夫婦と娘、その再婚相手の連れ子の関係を描く。ゴールデングローブ賞作品賞を受賞。
たたかいすんでひがくれて【戦いすんで日が暮れて】
佐藤愛子の短編小説。昭和44年(1969)刊行。同年、第61回直木賞受賞。昭和45年(1970)に映画化。
たたかうへいたい【戦ふ兵隊】
亀井文夫監督による映画の題名。昭和14年(1939)年制作。軍部による検閲で厭戦的な描写が問題となり、公開禁止となった。ネガは処分され、長らく幻の映画とされてきたが、戦後昭和50年(1975)に...
たち‐とお・す【立(ち)通す】
[動サ五(四)]最後まで立ったままでいる。終始立ちつづける。「席がなくて映画が終わるまで—・した」
たち‐まわり【立(ち)回り】
1 あちこち歩き回ること。また、ある所に立ち寄ること。「—先」 2 振る舞い。特に、自分が有利になるような行動。「如才ない—」 3 演劇・映画などで、切り合いや殴り合いなどの場面。殺陣(たて)。...
たち‐まわ・る【立(ち)回る】
[動ラ五(四)] 1 あちこち歩き回る。「知人の間を—・って資金を集める」 2 振る舞う。行動する。特に、人々の間に立って自分が有利になるように動く。「派閥間でうまく—・る」 3 外出して、ある...
たて【殺陣】
演劇・映画などで、乱闘・捕り物・斬り合いなどの演技。たちまわり。「—を習う」「—師」
たてしだんぺい【殺陣師段平】
長谷川幸延の戯曲。実在の殺陣師、市川段平をモデルとする。昭和25年(1950)、マキノ正博(マキノ雅弘)監督、黒沢明脚色により映画化。出演、月形龍之介、山田五十鈴ほか。昭和30年(1955)、同...