こがらし‐いちごう【木枯らし一号】
晩秋から初冬にかけての時期、気圧配置が冬型になって初めて吹く木枯らし。 [補説]気象庁では、10月半ばから11月末の間に、初めて吹く毎秒8メートル以上の北寄りの風をいう。
このは‐がみ【木の葉髪】
晩秋から初冬のころ、頭髪が多く抜けることを木の葉が散るのにたとえた語。《季 冬》「—文芸ながく欺きぬ/草田男」
さざん‐か【山茶花】
《「さんさか」の音変化》ツバキ科の常緑小高木。九州・四国の山地に自生。葉は楕円形で両端がとがる。晩秋のころ白い花をつけ、散るときは花びらがばらばらに落ちる。種子から油をとり、材で器物を作る。園芸...
さんかん‐しおん【三寒四温】
晩秋から初春にかけて、3日間くらい寒い日が続いたのちに4日間くらい暖かい日が続き、これを繰り返すこと。中国北東部や朝鮮半島などではかなり規則的な現象としてあらわれる。《季 冬》
さん‐しゅう【三秋】
1 秋季の3か月。初秋・仲秋・晩秋。陰暦の7・8・9月。《季 秋》 2 3回、秋を過ごすこと。3か年。「一日—」→三春
ざん‐ぎく【残菊】
重陽の節句を過ぎたあとの菊。また、晩秋・初冬まで咲き残っている菊の花。残る菊。《季 秋》「—や昨日逃げにし酒の礼/太祇」
ざん‐しゅう【残秋】
秋の末。なごりの秋。晩秋。
しゅう【秋】
[音]シュウ(シウ)(漢) [訓]あき とき [学習漢字]2年 〈シュウ〉 1 あき。「秋季・秋風・秋分・秋冷/昨秋・初秋・仲秋・麦秋・晩秋・立秋・涼秋」 2 年。年月。「春秋(しゅんじゅう)...
しょう‐しょう【蕭蕭】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 もの寂しく感じられるさま。「—たる晩秋の野」 2 雨や風の音などがもの寂しいさま。「—たる夜雨の音を聞きつつ」〈芥川・開化の殺人〉
たま‐ぶき【玉蕗】
キク科の多年草。山林に生え、高さ0.5〜1.5メートル。葉は大きく広卵形で、裏面は綿毛が密生し白みを帯びる。葉の付け根にむかごができる。晩秋、多数の白い花をつける。