うっ・する【鬱する】
[動サ変][文]うっ・す[サ変]心がふさぎ、気持ちが晴れ晴れしない。心が沈む。「なんとなく気が—・する」
うっ‐とう【鬱陶】
心がふさいで晴れないこと。「聊(いささ)か君の—を慰め、且つ共に心よく談笑しようと思って」〈露伴・露団々〉 「精神—たるの時に当ては」〈織田訳・花柳春話〉
うっとう‐し・い【鬱陶しい】
[形][文]うったう・し[シク] 1 心がふさいで晴れ晴れしない。気分が重苦しい。「難題をかかえて—・い気分だ」「—・い梅雨空」 2 邪魔になってうるさい。煩わしい。「髪の毛がのびて—・い」 [...
うつ【鬱/欝】
[名]心が晴れ晴れしないこと。気がふさぐこと。憂鬱。「酒で—を散じる」「—状態」
[ト・タル][文][形動タリ]草木が生い茂っているさま。鬱蒼(うっそう)。「周囲は老樹—として繁り」〈独歩・...
うつ‐じょう【鬱情】
晴れ晴れしない、うっとうしい気持ち。「それぞれの悩ましい青春の—の発散を志したのであろう」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
うつ‐ねん【鬱念】
心にわだかまるものがあって、晴れ晴れしない気持ち。「数日の—一時(いっし)に解散(げさん)す」〈平家・四〉
うつ‐もん【鬱悶】
心が晴れ晴れせず悩み苦しむこと。また、その気持ち。「—の心しのびがたく」〈一葉・うもれ木〉
うつ‐ゆう【鬱憂】
[名](スル)心がふさいで晴れ晴れとしないこと。憂鬱。「功名の為に—せば此(か)くの如く、終に発狂するに」〈織田訳・花柳春話〉
うてん‐じゅんえん【雨天順延】
行事などのある予定の日が雨天であった場合、晴れるまで1日ずつ日取りを延ばすこと。
馬(うま)の背(せ)を分(わ)・ける
馬の背の片側は雨でぬれ、片側は雨が降らない意で、夕立などが、ある地域を境にして一方では降っているのに他方では晴れているさまをいう。馬の背を越す。