ち‐けん【知見/智見】
1 実際に見て知ること。また、見聞して得た知識。「—を広める」 2 見解。見識。「—を異にする」 3 (智見)仏語。事物に対する正しい認識。また、知識によって得た見解。正智見。
ちけん‐いん【智拳印】
金剛界の大日如来の結ぶ印。胸の前で、左手をこぶしに握って人さし指だけ立て、それを右手で握る印。右手は仏、左手は衆生(しゅじょう)を表し、煩悩(ぼんのう)即菩提(ぼだい)の理を示す。
ちこう‐まんだら【智光曼荼羅】
浄土三曼荼羅の一。奈良時代、元興寺の智光が夢で感得した浄土を描いたものという。原本は焼失。
ち‐さ【知者/智者】
「ちしゃ(知者)」の直音表記。「名ある—どもなど召して」〈宇津保・国譲下〉
ちざん‐は【智山派】
新義真言宗の一派。慶長年間(1596〜1615)玄宥(げんゆう)が京都東山の智積院(ちしゃくいん)を開いて始めたもの。同寺を総本山とする。→豊山(ぶざん)派
ち‐し【知歯/智歯】
第三大臼歯のこと。親知らず歯。知恵歯。
ち‐しき【知識/智識】
[名](スル) 1 知ること。認識・理解すること。また、ある事柄などについて、知っている内容。「日々新しい—を得る」「—をひけらかす」「予備—」「幸福とは何かと云う事を明細に—して了っている」〈...
ち‐しゃ【知者/智者】
1 知恵のすぐれた人。道理をわきまえた人。 2 (智者)仏語。悟りの智慧(ちえ)を開いた者。仏。
ちしゃく‐いん【智積院】
京都市東山区にある真言宗智山派の総本山。山号は五百仏頂山。南北朝時代、紀州(和歌山県)根来山大伝法院の一院として開かれたが、豊臣秀吉の兵によって焼失。慶長5年(1600)難を逃れた玄宥が徳川家康...
知者(ちしゃ)の一失(いっしつ)愚者(ぐしゃ)の一得(いっとく)
知恵のすぐれた人にも一つぐらいのまちがいはある。また、おろかな者でもときにはすぐれた考えを出すことがある。知者も一失あり、愚者にも一得あり。