さんかげつ‐コリック【三箇月コリック】
《コリックは疝痛(せんつう)の意》生後三か月前後の赤ん坊が、夕方ごろに特別の理由もなく激しく泣きだすこと。原因は不明とされるが、多くは自然に治まる。夕暮れ泣き。黄昏(たそがれ)泣き。
さんせき‐の‐わか【三夕の和歌】
新古今集所収の、「秋の夕暮れ」を結びとした3首の名歌。寂蓮(じゃくれん)の「さびしさはその色としもなかりけり槙(まき)立つ山の秋の夕暮れ」、西行の「心なき身にもあはれは知られけりしぎ立つ沢の秋の...
ざしき‐おどり【座敷踊(り)】
1 酒宴の席などでおどる踊り。 2 大坂新町で、8月朔日から15日まで揚屋(あげや)の大座敷で行った遊女の総踊り。「—の仕舞(しまひ)、乱れ姿の暮れ方」〈浮・一代男・七〉
ざっ‐とう【雑踏/雑沓/雑鬧】
[名](スル)多数の人で込み合うこと。人込み。「—にまぎれる」「暮れの—する街角」
ざん‐えい【残映】
1 暮れ残った日の光。夕ばえ。 2 消えていったもののなごり。「栄耀栄華の—」
しちへんじん【七偏人】
滑稽本。梅亭金鵞作、梅の本鶯斎画。安政4年(1857)から文久3年(1863)にかけて5編5冊を刊行。江戸の遊び人仲間7人が、のんきないたずらや茶番に明け暮れる日々を描く。
しの‐や【篠屋】
篠で屋根をふいた小屋。「旅人のかりの—に年暮れてけふ二年(ふたとせ)に成りにけるかな」〈永久百首〉
しもがれ‐みつき【霜枯れ三月】
年の暮れの、特に景気の悪い3か月。10月・11月・12月をいう。
しゅう‐かん【習慣】
1 長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと。「早寝早起きの—」 2 その国やその地方の人々のあいだで、普通に行われる物事のやり方。社会的なしきたり。ならわし。慣習。「盆暮...
しゅく‐や【夙夜】
1 朝早くから夜遅くまで。明け暮れ。一日中。「—心を尽し」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 朝から晩まで、同じように過ごすこと。「覇陵の風に—して、別れを夢裡の花に慕ふ」〈太平記・二一〉 3 朝早く出...