ぼん‐しょ【凡書】
1 平凡な書物。つまらない本。 2 平凡な筆跡。
まえ‐こぐち【前小口】
書物の、背の反対側の部分。小口。→小口2
まき【巻(き)】
[名] 1 巻くこと。また、巻いた程度。「ぜんまいの—が弱い」 2 書画の巻物。また、その区分。冊子になったものの区分にもいう。「源氏物語の若菜の—を読む」 3 俳諧の付合(つけあい)を長く続...
まつのやひっき【松屋筆記】
江戸後期の随筆。120巻。小山田与清(おやまだともきよ)著。明治41年(1908)刊。文化末年(1818)から弘化2年(1845)ころまでの約30年間にわたり、古今の書物の記事を抜き書きし、考証...
まる‐ほん【丸本】
1 省略・欠文などがなく、内容が全部そろっている書物。完本。→欠本 →抄本 →抜き本 2 義太夫節の本で、一部分を抜粋した抜き本などに対し、1曲全部を1冊に収めた版本。院本。
まん‐がん【万巻】
多くの巻物。多数の書物。
まんな‐ぶみ【真名書】
漢字で書かれた書物。「なでふ女が—は読む」〈紫式部日記〉
み‐かえし【見返し】
1 書物の表紙と本文との間にあって、両者の接着を補強する2ページ大の紙。一方は表紙の内側に貼りつけ、もう一方は「遊び」といって、本文に接する。 2 和装本で、表(おもて)表紙の裏にはる紙または布...
み‐かん【未刊】
書物や雑誌などがまだ刊行されていないこと。⇔既刊。
みぎ‐とじ【右綴じ】
表紙を上にして置いたとき、右側に綴じ目があること。また、そのような書物。本文はふつう縦書きとなる。右開き。