うす‐にび【薄鈍】
1 染め色の名。鈍色(にびいろ)の薄いもの。薄いねずみ色。 2 1の色の衣服。喪服・僧服など。「御叔父の服(=服喪)にて—なるも」〈源・蜻蛉〉
かぶ‐おんぎょく【歌舞音曲】
歌や踊りや楽器演奏など、華やかな芸能・芸術活動の総称。「服喪として—が自粛された」
かみ‐かくし【神隠し】
《「かみがくし」とも》 1 子供・娘などが、突然行方不明になること。山の神や天狗(てんぐ)などの仕業と信じられていた。「—にあう」 2 服喪中、神棚を白紙で隠すこと。
きょう‐ぶく【軽服】
遠縁の者の死去による、軽い服喪。また、そのとき着用する喪服。→重服(じゅうぶく)「きさいの宮の御—の程は、なほかくておはしますに」〈源・蜻蛉〉
しゃく‐じょ【錫紵】
天皇が二親等以内の親族の服喪の際に着用する浅黒色の闕腋(けってき)の袍(ほう)。しゃくちょ。
じゅう‐ぶく【重服】
重い服喪。父母の喪。また、その時に着る服。重喪(じゅうも)。→軽服(きょうぶく)「御子の儀なれば、—を着させ給ひけり」〈神皇正統記・鳥羽〉
そう【喪】
[常用漢字] [音]ソウ(サウ)(呉)(漢) [訓]も うしなう 〈ソウ〉 1 死者を弔う儀礼。「喪家(そうか)・喪礼/国喪」 2 なくす。失う。「喪失/阻喪」 〈も〉「喪主・喪中・喪服/服喪」
そう‐ふく【喪服】
1 もふく。 2 喪(も)に服すること。服喪。「—の制」
そう‐れい【喪礼】
1 「葬礼」に同じ。 2 服喪(ふくも)時の礼法。
はい‐ちょう【廃朝】
天皇が、服喪や天変地異などのために、朝務に臨まないこと。諸官司の政務は平常通り行われる。輟朝(てっちょう)。