あく‐しば【灰汁柴】
ツツジ科の落葉低木。山地に生え、高さ20〜80センチ。枝は緑色で、葉は卵形で柄がない。初夏に淡紅白色の花を下向きにつけ、実は丸く、熟すと赤い。
あく‐せん【悪戦】
[名](スル)不利な苦しい戦い。苦戦。「家庭の犠牲となって是非なく社会に—する」〈木下尚江・良人の自白〉
あくた‐がわ【芥川】
大阪府高槻(たかつき)市を流れる川。明神岳に源を発し、淀川に合流。長さ22キロ。また、その流域にある地名。[歌枕]「—みくづとなりし昔より流れもやらぬ物をこそ思へ」〈散木集・九〉
狂言。大蔵...
あくたがわ‐しょう【芥川賞】
芥川竜之介を記念し、昭和10年(1935)菊池寛の提唱により、直木賞とともに創設された文学賞。毎年2回、主に無名・新進作家の小説に授賞。第1回の受賞者は石川達三。昭和20年(1945)中絶、昭和...
アグニをぬすめ【火神を盗め】
山田正紀の冒険小説。最新鋭の原子力発電所アグニの危機に立ち向かう日本人サラリーマンたちの戦いを描く。昭和52年(1977)刊。第78回直木賞候補作。
あ‐ぐら【胡床/胡坐】
1 (胡坐)両ひざを左右に開き、両足を組んで座ること。こざ。「—を組む」 2 貴族の着座する、床の高い台。あごら。 3 材木を組んで高い所へ上れるようにつくった足場。「—を結ひあげて」〈竹取〉 ...
アグロフォレストリー【agroforestry】
樹木を植栽し、そのあいだの土地で農作物を栽培すること。土地を有効活用し、森林の保護と作物栽培の両立を図る。東南アジア諸国などの熱帯地域を中心に行われている。アグロフォレストリー農法。農林複合経営...
あけび【通草/木通】
アケビ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に生え、葉は長楕円形の小葉が5枚手のひら状につく複葉。春、淡紫色の雄花と雌花とが咲く。秋、長楕円形で淡紫色の実がなり、熟すと裂け、果肉は甘く食べられる。...
あけぼの‐つつじ【曙躑躅】
ツツジ科の落葉高木。山地に生え、葉は枝先に5枚輪生し、葉柄にひげ状の毛がある。花は葉の出る前に咲き、淡紅色で上面に黄褐色の斑点がある。
あげ‐つぎ【揚(げ)接ぎ】
接ぎ木で、台木を掘りあげて接ぐ方法。接いでから移植する。ナシ・リンゴ・ブドウなど活着しやすいものに適用。→居接ぎ