いしょう‐まく【衣装幕】
花見・遊山で小宴を開くときなどに、木の間に綱を張り、これに衣装をかけて幕としたもの。小袖幕(こそでまく)。「東叡山の春の盛り都にも見ぬ—」〈浮・栄花一代男〉
いじこ
乳児を入れる、わら製のかご、または木製の箱。揺りかごの一。えじこ。いずめ。
いすか‐つぎ【鶍継ぎ】
木材の継ぎ手の一。一方は下端から斜め上に、他方は上端から斜め下に食い違わせて継ぐもの。天井の野縁(のぶち)・破風などに用いる。
いす‐の‐き【柞/蚊母樹】
マンサク科の常緑高木。暖地に自生。樹皮は灰白色。葉は長楕円形で厚く、互生する。春、紅色の細かい花が穂状に咲く。葉に生ずる虫こぶはタンニンを含み、染料に、材は堅くて重く、柱・机・櫛(くし)・そろば...
いず‐せんりょう【伊豆千両】
サクラソウ科の常緑低木。関東地方南部から西の暖地に自生。高さ約1メートル。葉は長楕円形で先がとがる。雌雄異株で、初夏、葉の付け根に黄白色の小花が集まって咲き、白い丸い実を結ぶ。うばがねもち。
いず‐ベロドローム【伊豆ベロドローム】
静岡県伊豆市にある屋内型の自転車競技施設。平成23年(2011)開館。日本で初めての1周250メートルの木製走路を有する。観客席は常設で1800席。 [補説]「ベロ」はフランス語で自転車、「ドロ...
いずみ‐がわ【泉川】
木津川の、京都府南部を流れる部分の古名。[歌枕]「瓶原(みかのはら)わきて流るる—いつ見きとてか恋しかるらむ」〈古今六帖・三〉
いずみやそめものみせ【和泉屋染物店】
木下杢太郎の戯曲。明治44年(1911)「スバル」誌に発表。明治45年(1912)刊行。大正3年(1914)、新時代劇協会により有楽座で初演。
いせ‐おんど【伊勢音頭】
伊勢地方の木遣(きや)り歌から発生した民謡。土搗(どづ)き歌・祝儀歌・道中歌・踊り歌などの総称。近世の伊勢参宮の流行とともに全国に広まった。川崎音頭。 享保年間(1716〜1736)、伊勢の...
いせ‐ぎ【伊勢木】
木曽・飛騨などの山地の住民が、初穂として伊勢神宮へ奉納する木材。