いた‐え【板絵】
木の板に描いた絵画。西洋中世の祭壇画、東洋の厨子(ずし)扉絵など。
いた‐かぶ【板株】
近世、書物の版木を所有する権利。現在の版権にあたる。
いたく‐しゃげき【依託射撃】
正確に照準を定めるために、樹木など支えとなるものに銃をもたせかけて行う射撃。
いたける‐の‐みこと【五十猛命】
日本書紀で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子。木種(こだね)をもって天降(あまくだ)り、大八洲国(おおやしまぐに)をことごとく青山にしたという。古事記にみえる大屋毘古命(おおやびこのみこと)と同...
いた‐ごし【板輿】
屋根と左右両側を白木板で張り、前または前後に簾(すだれ)を掛けた輿。上皇・公卿・僧が遠行に用いた。
いた‐ざい【板材】
木材を薄く製材したもの。厚さにより四分板・六分板・一寸板などといい、長さは6尺(約1.8メートル)のものが多い。
いたずら‐ぶし【徒臥し】
「徒寝(いたずらね)」に同じ。「君は解けても寝られ給はず、—と思さるるに」〈源・帚木〉
いた‐ちがい【板違い】
格天井(ごうてんじょう)などで、隣り合う板の種類や木目を交互に変えて張ること。
いた‐ちん【板賃】
1 版木(はんぎ)を彫る料金。「黄楊(つげ)はかへって—桜に五割増ぢゃといふ」〈浮・元禄大平記〉 2 版木の使用料。
いた‐つけ【板付け】
1 舞台で、俳優の姿、立ち木、遠山などの輪郭をはっきりさせるために取り付ける照明器具。板などでできた細長い箱の中に電球が装着してある。 2 「板付け釘」の略。 3 「板付け草履(板草履)」の略。