じょうぐうしょうとくほうおうていせつ【上宮聖徳法王帝説】
《「帝説」は「たいせつ」とも》聖徳太子に関する系譜・伝記などを集成した記録。1巻。編者未詳。平安中期の成立といわれ、記紀に対して異説を含み、古代史の貴重な史料とされる。法王帝説。
じょう・ける
[動カ下一]《歴史的仮名遣いは未詳》ふざける。たわむれる。「なんだなこの子は、—・けなさんなといふに」〈滑・浮世床・初〉
じん‐く【甚句】
民謡の一。多く七・七・七・五の4句形式で、節は地方によって異なる。江戸末期から流行。越後甚句・米山(よねやま)甚句・名古屋甚句・博多甚句・相撲甚句など。「地(じ)の句」「神供(じんく)」の意から...
じんこっ‐き【人国記】
1 日本全国の地理・風俗・人情などを国別に書き記した書物。 2 国別または府県別に、その地方出身の著名な人物を評論した記事、または書物。
地誌。著者・成立年未詳。2巻。室町末期の成立か。元...
じんご‐じ【神護寺】
京都市右京区にある高野山真言宗の別格本山。山号は高雄山。創立年代は未詳であるが、空海が真言道場とした高雄山寺に、河内(かわち)にある和気氏の氏寺神願寺を天長元年(824)に合併し、神護国祚(じ...
じんてんあいのうしょう【塵添壒嚢鈔】
室町時代の百科事典。20巻。著者未詳。天文元年(1532)成立。「壒嚢鈔」に「塵袋(ちりぶくろ)」から選出した201項を増補して、俗語の起源、寺社の縁起、故事・故実などを解説。
すいげんしょう【水原抄】
鎌倉時代の、源氏物語の注釈書。54巻。源光行・親行共著。成立年未詳。原本は伝わらないが、河内(かわち)本の最初の注釈書で、「河海抄」などに一部分が引用されている。
すが‐の‐あらの【須賀の荒野】
長野県にあった荒野。位置は諸説あるが未詳。[歌枕]「信濃なる—にほととぎす鳴く声聞けば時過ぎにけり」〈万・三三五二〉
すが‐も【菅藻】
1 アマモ科の多年草。海岸の岩礁に生える。葉は細長く、長さ約1メートルになる。雌雄異株。春から夏にかけて花をつける。 2 川藻の一種というが、未詳。「宇治川に生ふる—を川速み取らず来にけりつとに...
スタイ
乳幼児用のよだれかけ。「ベビー—」 [補説]語源未詳。英語の「スタイ(sty)」は「ものもらい」の意。