こん‐でい【健児】
1 奈良末期、軍団を廃止した代わりに諸国に配置され、国府・関所などを警固した兵士。地方の郡司子弟などを採用した。平安中期以降には消滅。 2 武家時代、中間(ちゅうげん)・足軽などの称。こんでいわらわ。
コンペイトー【(ポルトガル)confeito】
球状で、周囲に小さな突起がある豆粒大の砂糖菓子。かつてはケシ粒、現在は砂糖の結晶を核として、砂糖蜜を幾層もかけて作る。室町末期にポルトガル人によりもたらされたとされる。 [補説]「金米糖」「金平...
コーペラチーブ【(ロシア)kooperativ】
《「コーペラチブ」とも》協同組合。ロシアでの私企業の一形態。旧ソ連末期に、国家企業に対する私企業の一形態として現れた。
ご‐くだら【後百済】
新羅(しらぎ)末期、892年に甄萱(けんけん)が建てた国。都は完山(全州)。936年、高麗(こうらい)の王建に滅ぼされた。ごひゃくさい。
ごさん‐ばん【五山版】
鎌倉末期から室町末期にかけて、京都五山などの禅僧によって刊行された、禅籍・語録・詩文集・経巻などの木版本。
ごさん‐ぶんがく【五山文学】
鎌倉末期から江戸初期にかけて、京都五山・鎌倉五山の禅僧たちにより書かれた漢詩文・日記・語録の総称。中国の宋・元文化の影響のもとに栄え、虎関師錬(こかんしれん)・雪村友梅(せっそんゆうばい)・義堂...
ごしき‐ちゃづけ【五色茶漬(け)】
江戸末期、5種類の菜と香の物とを添えて出した茶漬け飯。
さい‐ご【最期】
命の終わるとき。死にぎわ。臨終。末期(まつご)。「—をみとる」
さい‐そう【再葬】
遺体を土葬や風葬など何らかの方法で骨にした後、土器に納めて再び埋葬する葬法。縄文時代末期から弥生時代中期にかけて、東日本で発達した。再葬は考古学での呼称で、民俗学などでは複葬と呼ぶ。
さいそう‐ぼ【再葬墓】
遺体を土葬や風葬など何らかの方法で白骨化した後、遺骨を壺形土器などの骨蔵器に納めて再び埋葬した墓。縄文時代末期から弥生時代中期にかけて、東日本で発達した。