みの‐もの【美濃物】
美濃の刀工が鍛えた刀の総称。鎌倉末期から始まり、室町時代に最も栄えた。関物などが代表的。
みみ‐かくし【耳隠し】
女性の髪形の一。ウエーブをつけた毛髪で耳を覆い隠すようにし、後ろで小さくまとめた束髪。大正末期に流行。
みよし‐さんにんしゅう【三好三人衆】
戦国末期、三好長慶の部下であった三好長逸・岩成友通・三好政康の三人をいう。長慶の死後、幼主義継を擁して専権を振るったが、義継の離反、織田信長の入京などにより衰退。
ミルク‐ホール
《(和)milk+hall》牛乳やコーヒー・パン・ケーキなどを供した軽飲食店。明治末期から昭和初期にかけて流行した。
みわ‐しんとう【三輪神道】
奈良県の大神(おおみわ)神社を中心に成立した神道の一派。鎌倉末期、三輪上人慶円が創唱したといわれ、室町時代に発達。両部神道思想から「日本書紀」神代巻を解釈し、天照大神・三輪大明神の同体説を唱え、...
ミンガラゼディ‐パゴダ【Mingalazedi Pagoda】
ミャンマー中部の都市遺跡バガンにある仏教寺院。パガン朝末期の第11代王ナラティーハパテにより建立。煉瓦(れんが)造りによる3層の方形の基壇の上に紡錘形の塔が建つ。完成間もなく、元軍の侵略を受けた...
みん‐げい【民芸】
一般民衆の生活の中から生まれた、素朴で郷土色の強い実用的な工芸。民衆的工芸。大正末期、日常生活器具類に美的な価値を見出そうと、いわゆる民芸運動を興した柳宗悦(やなぎむねよし)の造語。「—調の家...
むさし‐しちとう【武蔵七党】
平安末期から室町初期にかけて武蔵国に存在した同族武士団。丹治(たんじ)・私市(きさい)・児玉・猪股(いのまた)・西・横山・村山の七氏。
むし‐くい【虫食い/虫喰い】
1 虫が食うこと。また、そのあと。「—の古本」「—の葉」 2 陶磁器の縁に表れた釉(うわぐすり)の小さな剝落(はくらく)のあと。虫が食ったあとに似る。釉が素地(きじ)によく付着していないとできる...
ムシャッタ‐じょう【ムシャッタ城】
《Qasr Mushatta》ヨルダン中部にある城館跡。首都アンマンの南東約30キロメートルに位置する。ウマイヤ朝のカリフ、ワリード2世の時代に建設が始められたが未完に終わった。ビザンチン建築と...