すざく‐いん【朱雀院】
嵯峨天皇以後、代々の天皇の譲位後の住居とされた離宮。三条の南、朱雀大路の西にあって、8町を占めた。
朱雀天皇のこと。
すざく‐おおじ【朱雀大路】
平城京・長岡京・平安京で、中央を南北に通じる大路。大内裏南面中央の朱雀門から、都城南端の羅城門に至り、これより東を左京、西を右京とする。しゅじゃくおおじ。
すざく‐き【朱雀旗】
四神旗(しじんき)の一。朱雀を描いた旗。
すざく‐もん【朱雀門】
平安京大内裏外郭十二門の一。南面中央の門で、朱雀大路の起点。中国の長安の朱雀門にならったもので、平城宮などにもあった。南門。大伴門。しゅじゃくもん。
とき
上越新幹線で運行されている特別急行列車の愛称。平成14年(2002)運行開始。高崎・越後湯沢・長岡などを経由して東京・新潟駅間を結ぶ。2階建て車両E4系が使用される際の名称は「Max(マックス)...
とき【鴇/朱鷺/鵇/桃花鳥】
ペリカン目トキ科の鳥。全長77センチくらいで、淡紅色を帯びた白色。顔と脚が赤く、頭に冠羽があり、くちばしは黒く、下方に曲がる。水田や湿地でタニシ・ドジョウ・サワガニなどを捕食。巣は高い木の上に作...
とき‐いろ【鴇色】
トキの羽のような色。うすもも色。淡紅色。
はねず【唐棣花/棠棣/朱華】
1 初夏に赤い花をつける植物の名。ニワウメ・ニワザクラなど諸説がある。「夏まけて咲きたる—ひさかたの雨うち降らば移ろひなむか」〈万・一四八五〉 2 「唐棣花(はねず)色」の略。「浄位より已上(か...
はねず‐いろ【唐棣花色】
ハネズの花のような、白みを帯びた赤い色。色があせやすいという。「山吹のにほへる妹が—の赤裳の姿夢に見えつつ」〈万・二七八六〉
はねずいろ‐の【唐棣花色の】
[枕]ハネズで染めた色があせやすい意から、「うつろひやすし」に掛かる。「思はじと言ひてしものを—移ろひやすき吾が心かも」〈万・六五七〉