すぎ‐な【杉菜】
トクサ科の多年生のシダ。地下茎が長くはい、早春に節からツクシとよばれる胞子茎を、次いで栄養茎を出す。栄養茎は緑色で、高さ10〜30センチ、輪状に枝を出す。葉は退化し、鞘(さや)状。若い胞子茎は食...
すぎなみ【杉並】
東京都の区名。武蔵野台地にあり、住宅地。江戸時代、青梅(おうめ)街道に杉並木があったところからの名。人口55.0万(2010)。
すぎなみ‐く【杉並区】
⇒杉並
すぎな‐も【杉菜藻】
オオバコ科の水生の多年草。本州以北の沼に生える。長さ30〜50センチ。泥中を地下茎がはい、先の方は水中から水面上に伸び、スギナに似る。花弁のない花をつける。
すぎ‐なり【杉形/杉状】
1 杉の木のように、上がとがり、下が広がった形。米俵などを三角形に積み上げた形。杉生え。 2 陣立ての名称。前方に鉾形(ほこがた)に足軽を並べ、その後方に武者を並べたもの。
すぎ‐の‐おおすぎ【杉の大杉】
高知県長岡郡、八坂神社の境内にある杉の巨木。素戔嗚尊(すさのおのみこと)が植えたなどの伝承があり、推定樹齢は3000年以上。根元で北大杉と南大杉に分かれているため、夫婦杉とも呼ばれる。国の特別天...
すぎの‐ふくしょくだいがく【杉野服飾大学】
東京都品川区などにある私立大学。昭和39年(1964)、杉野学園女子大学として開学。平成14年(2002)に男女共学となり、現校名に改称された。
すぎ‐のり【杉海苔】
スギノリ科の紅藻。干潮線付近の岩上につき、長さ5〜12センチ。不規則に多くの枝に分かれ、先はとがる。糊(のり)や寒天の原料にする。
すぎ‐はら【杉原】
1 杉の生えている原。 2 「杉原紙」の略。
すぎはら‐がみ【杉原紙】
播磨(はりま)国杉原谷(兵庫県多可郡多可町)原産の和紙。原料はコウゾで、奉書紙より薄く柔らかい。鎌倉時代以降、慶弔・目録・版画などに用いられ、贈答品としても重宝された。近世には各地から産出。すい...