杉(すぎ)折(お)り掛(か)・く
酒を売る家のしるしとして、杉の枝葉を束ねたものを軒につるす。「わら葺(ふ)ける軒に—・けて」〈浮・五人女・三〉
すぎ‐かみきり【杉天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体長12〜27ミリ、黒色で、前翅(まえばね)に卵形の4個の黄紋がある。時に2個や無紋のものもある。幼虫は杉やヒノキの樹皮下に穴をあけ、材部を食害する大害虫。
すぎ‐かわ【杉皮】
杉の木の幹からはいだ皮。家の屋根や下見(したみ)などに用いる。
すぎ‐がき【杉垣】
1 杉を植えならべて垣根としたもの。 2 盂蘭盆(うらぼん)のとき、精霊棚(しょうりょうだな)に杉の青葉を立て並べたもの。
すぎ‐ごけ【杉苔/杉蘚】
スギゴケ科の蘚類(せんるい)の総称。一般に、湿地に密に生え、高さ5〜10センチ。茎と葉との区別がみられ、葉は針状で密につく。雌雄異株で、茎の頂に褐色の柄のある四角柱状の胞子嚢(ほうしのう)をつけ...
すぎさか【杉坂】
兵庫県佐用郡佐用町と岡山県美作(みまさか)市との間にあったという峠道。
すぎした‐しげる【杉下茂】
[1925〜2023]プロ野球選手・監督。東京の生まれ。復員後、昭和24年(1949)中日に入団。フォークボールの元祖として活躍し、昭和29年(1954)には32勝をあげて初優勝に大きく貢献した...
すぎ‐じゅう【杉重】
杉の薄い板で作った重箱。菓子折りなどに用いる。
すぎ‐せき【杉石】
大隅石グループに属す珪酸塩鉱物の一種。ガラス光沢がある桃色または紫色の結晶。六方晶系。愛媛県で採取され、昭和48年(1973)に国際鉱物学連合により新鉱物として認定。名称は、新鉱物の申請をした岩...
すぎた【杉田】
姓氏の一。 [補説]「杉田」姓の人物杉田玄白(すぎたげんぱく)杉田成卿(すぎたせいけい)杉田久女(すぎたひさじょ)