もしく‐は【若しくは】
《漢文訓読から生じた語》 [接]どちらか一方を選択するのに用いる語。あるいは。さもなければ。または。「行くか、—やめるか」「賄賂を収受し又は之を要求—約束したるときは」〈刑法・一九七条〉 →又...
もて‐つ・く【もて付く】
[動カ下二] 1 身に備える。「わが—・けたるをつつみなく言ひたるは」〈枕・一九五〉 2 気にかけてとりつくろう。装う。「装束、有様よりはじめて、目やすく—・けて」〈源・初音〉 3 欠けていると...
もと‐どり【髻】
《「本取り」の意》髪を頭の上に集めて束ねた所。また、その髪。たぶさ。
もと‐ゆい【元結】
髪の髻(もとどり)を結び束ねる紐(ひも)・糸の類。古くは組紐または麻糸を用いたが、近世には糊(のり)で固くひねったこよりで製したものを用いた。もとい。もっとい。
もとゆい‐がみ【元結紙】
髻(もとどり)を束ねるための紙。もといがみ。
もの‐ぎ【物着】
1 衣服をつけること。 2 能で、1曲の途中に演者が舞台上で装束の一部をかえたり、冠・烏帽子(えぼし)などをつけたりすること。
もの‐の‐ぐ【物の具】
1 道具。調度品。「—をだにとらず、深くかくれにけり」〈宇治拾遺・九〉 2 武具。兵具。特に鎧(よろい)をいう。また、武者がそれを身につけること。「我とおもはん者共は皆—して馳せ参れ」〈平家・二...
モンスーン‐トラフ【monsoon trough】
南北に季節移動する熱帯収束帯。数週間から数か月にわたって停滞し、インドや東南アジアなどでモンスーンをもたらす。
もんせき‐けつぎ【問責決議】
国や地方自治体の議会において、首長など特定の地位にある者について、その責任を問う旨を意思表示した議決。国においては内閣不信任決議の代替策として参議院の決議となることが多いが、衆議院の解散や内閣総...
やえ‐ざくら【八重桜】
1 八重咲きのサトザクラ。ヤマザクラから変化したもので、桜の中では遅く開花し、花色は白・紅・緑黄など。ぼたんざくら。《季 春》「奈良七重七堂伽藍—/芭蕉」 2 女房装束で、五衣(いつつぎぬ)に桜...