やぶ‐そてつ【藪蘇鉄】
オシダ科の常緑で多年生のシダ。林下に生える。葉は束生し、長さ30〜90センチの羽状複葉。羽片は先が上向きに曲がった鎌形で、裏面に胞子嚢群が散らばってつく。きじのお。
やぶ・る【破る】
[動ラ五(四)] 1 引き裂いたり、傷をつけたり、穴をあけたりして、もとの形をこわす。「障子を—・る」「書類を—・る」 2 相手の守りなどを突き抜ける。突破する。「警戒網を—・る」「左中間を—...
やましな‐りゅう【山科流】
衣紋(えもん)の流派。室町時代から山科家がつかさどった装束の製作・着用法。天皇・皇太子の装束調進・衣紋は原則としてこの流儀で行われている。→高倉流
やまと‐ぐら【大和鞍/倭鞍】
騎乗用の馬具の一。唐鞍(からくら)の皆具(かいぐ)に対して、和様の鞍の皆具をいう。中心となる鞍橋(くらぼね)は、前輪と後輪(しずわ)の内側にそれぞれ切り込みを設けて居木(いぎ)先をはめこみ、鐙(...
やまぶき‐におい【山吹匂】
女房の装束、または懐紙などの襲(かさね)の色目の名。上を濃い山吹色に、しだいに下を薄い色にしたもの。女房の装束では、この下に青の単(ひとえ)を着る。
やろう‐あたま【野郎頭】
両鬢(びん)と後頭部の髪を残して額から頭頂まで広くそり、総髪を頂で束ねて結ったもの。江戸時代の男子の普通の髪形。
ゆ
[助動][え|え|ゆ|ゆる|ゆれ|○]《上代語》四段・ナ変・ラ変動詞の未然形に付く。 1 受け身の意を表す。…れる。「手束杖腰にたがねてか行けば人に厭(いと)はえかく行けば人に憎まえ」〈万・八〇...
ゆい【結い】
[名] 1 結うこと。また、結ったもの。「髪—」「山守のありける知らにその山に標(しめ)結ひ立てて—の恥しつ」〈万・四〇一〉 2 家相互間で、双務的に力を貸し合う労働慣行。また、それをする人。...
ゆい‐から・げる【結い絡げる】
[動ガ下一][文]ゆひから・ぐ[ガ下二]結び束ねる。結んでからげつける。「長い髪を—・げる」
ゆいしば‐こもん【結柴小紋】
柴を束ねた形を小さな文様にした型染め。また、その文様。