臼(うす)から杵(きね)
《臼を女、杵を男に見立てて》女から男に言い寄ること。物事が逆さまなことのたとえ。
うすき【臼杵】
大分県東部の市。永禄6年(1563)大友宗麟(おおともそうりん)が築城、江戸時代は稲葉氏の城下町。味噌・醤油・酒類の醸造業が盛ん。人口4.1万(2010)。
臼(うす)と杵(きね)
男女が和合することのたとえ。
かち‐ぎね【搗ち杵】
「搗(つ)き杵(ぎね)」に同じ。
き【杵】
きね。「此の粉舂(こつき)の女ども、此の音を聞きて、—と云ふ物を提(ひさげ)て」〈今昔・二六・二三〉
き‐ね【杵】
《「ね」は接尾語》 1 臼(うす)に入れた穀物などをつくための、木製の道具。脱穀や餅つきなどに用いる。 2 紋所の名。1をかたどったもの。
こんごう‐しょ【金剛杵】
古代インドの武器。のちに密教で、外道悪魔を破砕し煩悩(ぼんのう)を打ち破る象徴として用いる法具。真鍮(しんちゅう)・鋼(はがね)などで作り、中央の握りが細い。両端のとがった独鈷(とっこ)杵、両端...
ごこ‐しょ【五鈷杵】
金剛杵(こんごうしょ)の一。金剛杵の両端が五つに分かれているもの。五鈷金剛杵。五鈷。
しょ【杵】
金剛杵(こんごうしょ)のこと。
つき‐ぎね【搗き杵】
うすに入れた米などをつくきね。かちぎね。