せんしょく‐こうか【浅色効果】
物質の吸収スペクトルが短波長側にずれる現象。分子構造の変化に伴いスペクトルが移動する。染料にこの効果をもつ分子を用いると、色が浅くなる効果がある。⇔深色効果。
せんすい‐こうか【浅水効果】
⇒浅海効果
せんりょうりつ‐こうか【線量率効果】
受けた放射線の総量が等しい場合、一般に慢性被曝より急性被曝の方が生体への影響が大きくなること。線量率が低い場合、細胞内のDNAが損傷を受けても、自己修復するためと考えられている。
ぜんいん‐ぜんか【善因善果】
仏語。よいことをすればそれがもととなって必ずよい報いがあるということ。⇔悪因悪果。
ぜん‐か【善果】
仏語。善行による、よい報い。「善因—」⇔悪果。
ゼーベック‐こうか【ゼーベック効果】
2種の異なる導線の両端を接合して、両接合部に異なる温度を与えると起電力を生じる現象。1821年ドイツの物理学者ゼーベック(T.J.Seebeck)が発見。
ゼーマン‐こうか【ゼーマン効果】
強い磁界の中で原子を発光させると、スペクトル線が数本に分かれる現象。1896年ゼーマンが発見。
そう‐か【桑果】
1本の花軸の上に多数の花がつき、結実して多肉・多漿(たしょう)の果実の集まりになったもの。桑(くわ)・パイナップルなど。肉質集合果。
そう‐か【痩果】
果皮が堅い膜質で、熟すと乾燥し、一室に1個の種子をもつもの。萼筒(がくとう)または花軸の一部が果実の一部を構成する。タンポポ・菊・キンポウゲなど。
そうししゃ‐こうか【創始者効果】
隔離された生物集団の遺伝子頻度が、元の大きな生物集団の遺伝子頻度と異なったものになること。祖先となった少数の個体の遺伝子頻度の偏りの影響を強く受けることによる。洋島などの離島の生物集団に見られる...